○ 日本ハム 3 － 2 DeNA ●
＜2回戦・札幌ドーム＞

　DeNAがまたも接戦を落とし、ついに貯金が消滅。この試合もミス絡みで決勝点を献上し、引き分けを挟み9連敗となった。

　負の連鎖をこの日も止めることはできなかった。DeNAは2－2で迎えた8回、7回2失点と奮投する先発・井納を続投させるも、一死一、二塁のピンチを招き、打席には日本ハムの4番中田。

　井納はここで、注文通りにセカンドゴロを打たせるも、併殺を狙ったショート・白崎の一塁送球が高めに。これを、ファースト・ロペスが捕球できずボールを後ろに逸らすと、ボールがファウルグラウンドを転々とする間に、二塁ランナー・西川が労せず決勝点ホームを踏んだ。

　結果的にファーストのロペスに失策がついたが、一旦ファンブルしたセカンド・飛雄馬、送球を焦った白崎、そしてロペスと、三者ともプレーの正確性を欠いた。

　前夜は16安打を放った打線も、この日は日本ハム先発・吉川の粘りの投球に屈し2得点止まり。井納は8回123球を投げ抜いたが、野手陣に足を引っ張られ自責点ゼロ（失点3）で今季4敗目を喫した。