○ ナショナルズ 6 - 0 パイレーツ ●
<現地時間6月20日 ナショナルズ・パーク>
ナショナルズのマックス・シャーザーが現地時間20日(日本時間21日)、本拠地で行われたパイレーツ戦で自身初のノーヒットノーランを達成した。
今シーズン14試合目のマウンドに登ったシャーザーは、立ち上がりからエンジン全開。初回は全て速球でパイレーツ打線をわずか6球で片付けるスタートを切ると、4回には上位打線を3者連続三振に斬って取る完璧な投球を展開していく。
その後も勢いは衰えることを知らず、気がつけば9回も二死に。本拠地のファンが総立ちで見守る中、代打で登場したタバタも2球で追い込んで見せ、あと1球。
ここに来てこの日最速の97マイル(157キロ)をマークするなど、本人も大記録へ最後の力を振り絞って決めに行くも、3球ファウルで逃げられた後に投じた変化球は抜けて打者の懐へ。打者のタバタが肘を出したようにも見えたが、判定は死球。大歓声はため息へと変わり、球審へのブーイングが響いた。
9回二死、2ストライクからの大記録逸に本人も動揺を隠せなかったが、続くハリソンを左飛に打ちとって大記録を達成。マウンド付近で歓喜の輪ができた。
9回を投げ切って許した走者は死球の1人という“準完全試合”。三振も10個奪う完璧な投球で本拠地・ワシントンのファンを大いに沸かせた。
昨オフのFAの目玉選手として、7年総額2億1000万ドル(約257億7000万円)の超大型契約でワシントンにやってきた13年のサイヤング賞右腕だったが、開幕直後は5試合で1勝3敗と苦しい投球が続き、ファンから懐疑的な視線が送られることも少なくなかった。
それでも、現地5月6日から27日にかけて5連勝を記録。6月に入ると連敗を喫したが、前回登板で9回1安打16奪三振の完封劇で連敗をストップ。そしてこの日のノーヒッターと、直近2試合で18回を1安打、26奪三振で無失点という異次元の投球を披露し、エースとしての価値を存分に示して見せた。
ノーヒットノーランは、メジャーでは現地時間9日のヘストン(ジャイアンツ)に続いて今シーズン2人目。ナショナルズとしては、昨年9月28日のシーズン最終戦でジョーダン・ジマーマンが達成して以来の快挙となった。
<現地時間6月20日 ナショナルズ・パーク>
ナショナルズのマックス・シャーザーが現地時間20日(日本時間21日)、本拠地で行われたパイレーツ戦で自身初のノーヒットノーランを達成した。
今シーズン14試合目のマウンドに登ったシャーザーは、立ち上がりからエンジン全開。初回は全て速球でパイレーツ打線をわずか6球で片付けるスタートを切ると、4回には上位打線を3者連続三振に斬って取る完璧な投球を展開していく。
その後も勢いは衰えることを知らず、気がつけば9回も二死に。本拠地のファンが総立ちで見守る中、代打で登場したタバタも2球で追い込んで見せ、あと1球。
ここに来てこの日最速の97マイル(157キロ)をマークするなど、本人も大記録へ最後の力を振り絞って決めに行くも、3球ファウルで逃げられた後に投じた変化球は抜けて打者の懐へ。打者のタバタが肘を出したようにも見えたが、判定は死球。大歓声はため息へと変わり、球審へのブーイングが響いた。
9回二死、2ストライクからの大記録逸に本人も動揺を隠せなかったが、続くハリソンを左飛に打ちとって大記録を達成。マウンド付近で歓喜の輪ができた。
9回を投げ切って許した走者は死球の1人という“準完全試合”。三振も10個奪う完璧な投球で本拠地・ワシントンのファンを大いに沸かせた。
昨オフのFAの目玉選手として、7年総額2億1000万ドル(約257億7000万円)の超大型契約でワシントンにやってきた13年のサイヤング賞右腕だったが、開幕直後は5試合で1勝3敗と苦しい投球が続き、ファンから懐疑的な視線が送られることも少なくなかった。
それでも、現地5月6日から27日にかけて5連勝を記録。6月に入ると連敗を喫したが、前回登板で9回1安打16奪三振の完封劇で連敗をストップ。そしてこの日のノーヒッターと、直近2試合で18回を1安打、26奪三振で無失点という異次元の投球を披露し、エースとしての価値を存分に示して見せた。
ノーヒットノーランは、メジャーでは現地時間9日のヘストン(ジャイアンツ)に続いて今シーズン2人目。ナショナルズとしては、昨年9月28日のシーズン最終戦でジョーダン・ジマーマンが達成して以来の快挙となった。