22日にプロ野球ドラフト会議が開催され、ドラフト前に注目された選手たちが、次々に上位で指名された。

　その中でも最も注目を集めたのは、県岐阜商の高橋純平。3年夏の甲子園出場が叶わなかったが、U－18ワールドカップでは力強いストレートを武器に、世界の強打者をねじ伏せた。今ドラフトではソフトバンク、日本ハム、中日の3球団競合の末、ソフトバンクが交渉権を獲得した。

　驚異のスピードで甲子園を沸かせた関東一のオコエ瑠偉は、楽天が1位で指名。オコエは甲子園でファースト強襲の当たりを二塁打にすれば、守備でもU－18ワールドカップで、優秀守備を獲得。走攻守の三拍子そろった選手。プロでどこまで成長するか注目。

　今夏の全国甲子園大会で準優勝に貢献した平沢大河は、ロッテと楽天が競合し、抽選の結果ロッテが交渉権を獲得した。平沢はU－18ワールドカップで打率こそ.258だったが、10打点を記録。木製バットでも適応力の高さを示している。

　また大学生では、東京六大学歴代安打記録を48年ぶりに更新した明治大の高山俊は阪神とヤクルトの抽選の末、阪神が交渉権獲得。18日の慶応大戦の第4打席でファウルを打った際に右手を負傷。病院で検査を受けた結果『右手有鉤骨（ゆうこうこつ）骨折』が判明している。

　その他、東海大相模の小笠原慎之介は中日から1位、東北福祉大の熊原健人はDeNAから2位、駒沢大の今永昇太がDeNAで1位から指名を受けている。