ニュース 2014.07.29. 19:22

ダルの10勝目をアシストしたヤ軍の拙攻 でも2本塁打のガードナーは例外!?

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現地時間7月28日のヤンキース戦で7回2失点で今季10勝目を挙げたレンジャーズ・ダルビッシュ有 [Getty Images]
 現地時間28日に本拠地でのヤンキース戦に先発登板し、今季10勝目を挙げたレンジャーズのダルビッシュ有投手。1年目から3年連続の2桁勝利を記録し、野茂英雄以来となる日本人投手2人目となる新人から3年連続2桁勝利を飾った。

 7回2失点、被安打9、奪三振8という好投で、ヤンキースとの対戦成績を3勝1敗としたダルビッシュ。この日の試合では、投球数108の74%にあたる80球がストライクを記録。米スポーツ専門局ESPN(電子版)の分析記事によると、これはダルビッシュにとってキャリア最高の成功率だったという。

 この省エネ投球を支えたのは、ダルビッシュの要所を締める投球だった。つまり、裏を返せば、ヤンキースの拙攻が原因といえる。同記事では、「ヤンキース打線はダルビッシュに対して、走者なしの場面では17打数7安打だが、走者ありの場面では12打数で2本の単打のみである」と指摘。プレッシャーのかからない状況では安打が出るものの、チャンスではことごとく凡退してしまったのだ。

 だが、そんな中でも例外的な打者がいる。この日の試合でダルビッシュから2本塁打を含む3安打を放った、1番ガードナー選手だ。ダルビッシュはガードナーに対して12打席で5安打、メジャーで対戦した打者の中で最多となる4本塁打を浴びており、まさに天敵といえる存在。

 ダルビッシュはアスレチックスのブランドン・モス選手とエンゼルスのマイク・トラウト選手にも、同様に4本塁打を打たれているが、前者は通算26打席、後者は同40打席での成績なだけに、ガードナーの存在感がより浮き彫りになっている。

 ダルビッシュにとっては、幸いにも8月以降はヤンキースとの試合はないため、ガードナーとの対戦は来季以降に持ち越し。7月は2勝3敗と負け越してしまっただけに、残りの登板でしっかりと巻き返しを図りたいところだ。

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