● インディアンス 2 － 5 マリナーズ ○
＜現地時間7月29日　プログレッシブ・フィールド＞

　マリナーズの岩隈久志投手が現地時間29日、敵地でのインディアンス戦に先発登板。この日も安定した内容で7回2失点。4回には日米通算2000投球回にも到達し、節目の登板を今季9勝目（5敗）で飾った。

　岩隈初回、二死から実に6試合ぶりとなる四球をきっかけに一、二塁のピンチを背負うも、5番チゼンホールをファーストゴロに打ち取り無失点。その後もインディアンス打線から凡打の山を築き、4回までスコアボードに0を並べた。

　すると打線が岩隈を援護。4回、先頭の5番シーガーのバントヒットを皮切りに一死一、二塁のチャンスを作ると、8番ハートのレフト線を破る二塁打で先制。その後も2本の二塁打が飛び出し、この回一挙4点を奪った。

　5回にも1点をもらった岩隈はその裏、一死三塁から8番ゴームズにタイムリ－を打たれ失点。さらに、続くディッカーソンにも二塁打を打たれると、1番キプニスのファーストゴロの間に2点目を失った。

　しかし、この日の失点はこれだけ。6回はクリーンナップを三者凡退。7回も野手の攻守にも助けられ無失点で乗り切り、岩隈は7回99球、6被安打、6奪三振、1与四球、2失点の内容でマウンドを降りた。

　8回以降は中継ぎ陣がリードを守り、岩隈は前半戦最終登板となった12日のアスレチックス戦以来となる3試合ぶりの白星。この試合も終始安定した内容で防御率を3.06に良化させ、2年連続となる2桁勝利に王手をかけた。