ニュース 2016.01.14. 16:30

軸として期待されながら…昨季、故障に泣いた選手たちの復活はある?

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2013年のWBCに出場した巨人の長野久義
 チームの軸として計算されながら、昨季故障の影響で思うように結果を残せなかった選手たちがいる。

 長野久義がその一人。長野は11年に首位打者、12年に最多安打のタイトルを獲得するなど、プロ入りした2010年からチームの中心選手として活躍した。原辰徳前監督からも主将の坂本勇人らとともに枢軸と呼ばれ、信頼度は厚かった。しかし、14年オフに右肘と右膝を手術。

 なんとか開幕に間に合ったものの、調整不足は明らかだった。3、4月の月間打率は.192。不振に喘ぎ、ベンチを温める日を経験。前半戦が終了した時点で、規定打席に到達できず。後半戦に入りスタメンでの出場を増やしたが、8月の月間打率は.212。最終的に打率.251とプロ入り後ワーストの結果に終わった。

 2年連続で結果を残せないとなると、選手層の厚い巨人では厳しい立場に追い込まれる可能性が高い。自主トレでは、走り込みなどで下半身を徹底的に強化。今季は、2014年までのような打撃を取り戻したいところだ。

 銀次(楽天)も昨季、故障に泣いた1年なった。昨季5月23日の西武戦で、本塁でのクロスプレーの際に左足を負傷し登録抹消。『左すね打撲』と診断され、当初は早期復帰が予想されたが、『左腓骨の不全骨折』と判明。復帰が8月中旬まで遅れた。打率は.301をマークしたものの、規定打席に到達できず。連続打率3割の記録は2年で途切れた。昨季は故障に泣いたシーズンとなったが、今季は元気で1年間グラウンドで暴れまわりたい。

 その他、右肘靭帯と右腓骨腱損傷と満身創痍だった糸井嘉男(オリックス)や、両膝を痛めた菊池涼介(広島)などが前年よりも成績を落とした。昨季、故障で悔しいシーズンとなった選手たちは、今季は昨季以上の活躍を見せたいところだ。

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