ニュース 2016.05.30. 10:00

昨季は3勝14敗1分と苦しんだ交流戦も…今季のDeNAに抱く期待感

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DeNAのラミレス監督
「いざ交流戦へ!!」

DeNAが布陣を整えて、自信を持って交流戦に挑む。

昨季は3勝14敗1分け、勝率.176の史上最低勝率という屈辱を味わった交流戦。首位から一転して最下位に転落する引き金となった。

しかし、今季は違う。パ相手にも十分に戦える手応えを持って交流戦に臨める。

まずは先発投手陣だ。チーム自慢の左腕陣が、堂々とパの強力打線を迎え撃つ。5月は石田健大、砂田穀樹、今永昇太の先発左腕が登板した試合で、チームは10戦10勝と負けなし。特に石田と今永はともに4戦で4連勝をマーク。ともに安定感抜群の投球内容で絶好調のチームを支えている。

今永が21日のヤクルト戦後のヒーローインタビューで「僕には目の前に同じ左投手の手本になる“石田大先生”がいる。しっかりと勉強して、追いかけたい」と話せば、石田も18日の巨人戦後に「若い左腕がチーム内にいてすごく刺激をもらっている。互いに負けたくないという気持ちがいい結果につながっている」と相乗効果を強調した。

ブルペン陣も盤石に近い。7回は右が須田幸太、左は田中健二朗がスタンバイ。勝ちゲームの8回は、リーグ最多ホールドの三上朋也、9回はリーグ最多セーブの山崎康晃へとつなぐ。28日の広島戦で1点リードの二死満塁のピンチから登板し、見逃し三振の好リリーフを見せた須田は「絶対に抑えてやろうという気持ちだけだった」と胸を張った。

一方で、打線も調子は右肩上がりだ。切り込み隊長として梶谷隆幸を1番に据え、2番は石川雄洋、桑原将志らの併用。3番は新外国人エリアン、乙坂智、宮崎敏郎らが候補となっている。

4番筒香嘉智、5番ロペス、6番倉本寿彦は固定できている。上位打線はデータ、相性、調子で見極め、主軸はどしっと構える。こんなラミレス監督の考えも徐々にチームに浸透してきており、パ・リーグ相手でも見劣りしない打線が組める状態になってきた。

けが人もなく、戦力は整っている状態。強打者がそろうパ球団にDeNA自慢の先発投手陣が立ち向かう戦いとなりそうだ。ロースコアの接戦に持ち込める可能性を考えれば、セ球団の中で最もパ・リーグのチームとわたり合えるチームなのではないだろうか。

まずは31日からスタートする交流戦の頭で、パ・リーグNo.1のチーム打率とチーム本塁打を誇る強力西武打線と敵地で対峙する。

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