最後の打席で右中間へ二塁打
ロッテのサブローの現役引退セレモニーが25日、オリックス戦後に行われた。
引退セレモニーでは、05年に日本一を達成した時の指揮官バレンタインさん、当時チームメイトだったベニーさん、西岡剛(現阪神)、今江敏晃(現楽天)、さらにはPL高校時代の先輩・宮本慎也さん、松井稼頭央(現楽天)らのメッセージがオーロラビジョンに流れた。
引退セレモニー後にはロッテの選手がサブローTシャツに着替えて登場。最後は、ホームベース付近で胴上げ、記念撮影などが行われ、サブローは慣れ親しんだQVCマリンのグラウンドを後にした。
サブロー引退セレモニー全文
「まず始めにこのような盛大な舞台を作っていただいたロッテ球団の皆様に、御礼申し上げます。
思えば長い道のりでした。入団当初は体が弱く、スピードにもついていけず、本当にこんなところでやっていけるのだろうかと、挫折の連続でした。
こんな私でもここまでやることが出来ました。それは家族を始め、支えてくださった皆様方のおかげだと思います。感謝致します。
私の子供の頃の夢はプロ野球選手になることでした。その夢は無事に達成することができました。
私にはもう1つの夢があります。この千葉ロッテマリーンズを日本一の球団にすることです。その夢に向かって、勇往邁進してまいります。
こんな私ですが22年間と長い間、愛して下さって本当にありがとうございました」
【サブロープロフィール】
94年ドラフト1位でロッテに入団。“つなぎの4番”と評された 05年に、31年ぶりのリーグ優勝 、日本一に貢献。リーグ3位から日本一を成し遂げた10年の日本シリーズでも、4番打者として活躍した。11年途中に巨人へトレード移籍するも、同年オフにFA宣言しロッテへ復帰。プロ22年目の今季引退を決断した。