今季は4球団が30本以上放った選手を輩出
今季、セ・リーグが44本塁打の筒香嘉智(DeNA)、パ・リーグは39本塁打のレアード(日本ハム)が本塁打王に輝いた。今季30本塁打以上記録した選手に目を向けると、セ・パあわせて6人。12チームのうち半分の球団が達成していない計算となり、その難しさが分かる。
では、各球団最後に30本塁打以上記録した選手が誰なのかを見ていきたい。今季はDeNA(筒香、ロペス)、ヤクルト(山田、バレンティン)、日本ハム(レアード)、西武(メヒア)の4球団がクリアした。
その他、広島、巨人、オリックス、ソフトバンクが、この3年以内で30本塁打以上記録した選手が現れている。
一方、中日、阪神、楽天、ロッテの4球団は比較的本拠地が広いことも関係しているのか、阪神(ブラゼル)と中日(和田、ブランコ)が10年、楽天が(山崎)09年を最後に、30本塁打以上を記録した選手が誕生していない。
また、ロッテはイ・スンヨプが05年に30本塁打を記録したのを最後に11年間、30本塁打の壁を破ることができず。その間、今季24本塁打をマークしたデスパイネを始め、ズレータ、金泰均、ブラゼルといった長距離砲を獲得したが、30本を超える選手はいなかった。
各球団最後の30本塁打以上の選手
【日本ハム】
レアード 39本(2016年)
【ソフトバンク】
松田宣浩 35本(2015年)
柳田悠岐 34本(2015年)
李 大 浩 31本(2015年)
【ロッテ】
イ・スンヨプ 30本(2005年)
【西武】
メヒア 35本(2016年)
【楽天】
山崎武司 39本(2009年)
【オリックス】
ペーニャ 32本(2014年)
【広島】
エルドレッド 37本(2014年)
【巨人】
阿部慎之助 32本(2013年)
【DeNA】
筒香嘉智 44本(2016年)
ロ ペ ス 34本(2016年)
【阪神】
ブラゼル 47本(2010年)
【ヤクルト】
山田哲人 38本(2016年)
バレンティン 31本(2016年)
【中日】
和田一浩 37本(2010年)
ブランコ 32本(2010年)