広島は野村とジョンソンが15勝以上
今季、セ・リーグが野村祐輔(広島)の16勝、パ・リーグは和田毅(ソフトバンク)が15勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得した。2桁勝利を達成した投手はセ・パあわせて19人いたが、15勝以上に限ると3人に減少する。15勝以上挙げる事が、かなり難しいことが分かる。
では、各球団最後に15勝以上記録した選手は誰なのだろうか…。今季は広島(野村、ジョンソン)、ソフトバンク(和田)の2球団が15勝以上をクリア。ロッテ、日本ハム、楽天など多くの球団で5年以内に15勝以上到達した投手がいた。
一方、阪神とDeNAは最後に15勝以上記録した投手は10年以上さかのぼる。阪神はリーグ優勝した05年に下柳剛が15勝を挙げたのを最後に11年間、15勝以上記録した投手はいない。
また、今季球団初となるクライマックスシリーズ(CS)進出を決めたDeNAは、99年の川村丈夫の17勝まで遡る。00年以降は低迷が続き、11年にはチーム最多勝利が三浦大輔、高崎健太郎の5勝というシーズンもあった。だが、近年はドラフトで今永昇太、石田健大といった将来のエース候補を次々に獲得しており、近い将来15勝以上到達する投手が輩出されそうだ。
12球団最後の15勝以上記録した投手
【日本ハム】
大谷翔平 15勝(2015年)
【ソフトバンク】
和田毅 15勝(2016年)
【ロッテ】
涌井秀章 15勝(2015年)
【西武】
涌井秀章 16勝(2009年)
【楽天】
田中将大 24勝(2013年)
則本昂大 15勝(2013年)
【オリックス】
金子千尋 16勝(2014年)
【広島】
野村祐輔 16勝(2016年)
ジョンソン 15勝(2016年)
【巨人】
内海哲也 15勝(2012年)
【DeNA】
川村丈夫 17勝(1999年)
【阪神】
下柳剛 15勝(2005年)
【ヤクルト】
小川泰弘 16勝(2013年)
【中日】
吉見一起 18勝(2011年)