今季は育成契約で打率.287
ヤクルトは25日、楽天を自由契約になっていた榎本葵外野手の獲得を発表した。背番号は「64」。
榎本は2011年に九州国際大付高からドラフト4位で楽天に入団。6年目の今季は育成選手としてプレーしたが、二軍で打率.287、1本塁打、16打点の成績に終わり、支配下選手登録に復帰できぬまま戦力外通告を受けた。
志し半ばで楽天を去ることになったが、同じイースタン・リーグに属するヤクルト首脳陣の目に留まり、新天地で再出発する形となった。
榎本は14年のシーズン終了後、今季ブレークした田口麗斗(巨人)、北條史也(阪神)、鈴木誠也(広島)らとともに「第1回 21Uワールドカップ」にオーバーエイジ枠で出場。全8試合の先発出場で出塁率.529を記録し、チームの準優勝に貢献した。
ヤクルトは昨季もオリックスを自由契約になった坂口智隆、日本ハムから戦力外通告を受けた鵜久森淳志を獲得し、貴重な戦力として再生させた。榎本もヤクルト移籍を転機にできるか注目だ。