パはソフトバンクが1位
今季のプロ野球は、パ・リーグが日本ハム、セ・リーグは広島がリーグ優勝を飾った。広島は25年ぶりにリーグ優勝を達成したが、その間に長い低迷を経験。この10年を見ても、Aクラスはわずかに3回(13年、14年、16年)しかない。ではその他の球団はこの10年間、どのような成績を残しているのだろうか。
パ・リーグから見ていくと、ソフトバンクは最近10年間で766勝614敗58分とリーグで最も勝利が多い。この間、4度のリーグ優勝、Aクラス入りは8度、15年にはシーズン90勝を挙げた。
今季4年ぶりにリーグ優勝した日本ハムは、757勝641敗40分で2位。日本ハムもソフトバンクと同じように、この間リーグ優勝4度、Aクラス入りは8度。日本ハムは小笠原道大がFAで移籍した翌年の07年、ダルビッシュ有がメジャー移籍した翌年の12年、主力が抜けたシーズンにリーグ優勝している。
また最下位はオリックスだった。14年にソフトバンクとシーズン終盤まで優勝争いを演じたが、この10年でAクラスに入ったのは14年と08年の2度だけ。最下位に終わったシーズンは4度あった。
【最近10年間のパ・リーグの勝敗】
1位 ソフトバンク
766勝614敗58分
2位 日本ハム
757勝641敗40分
3位 西武
700勝693敗45分
4位 ロッテ
687勝702敗49分
5位 楽天
669勝734敗35分
6位 オリックス
652勝745敗41分
セは今季最下位の中日が10年間では上位
一方、セ・リーグはというと、巨人が801勝585敗52分で1番勝利数が多い。特に07年~09年、12年~14年までリーグ3連覇を達成。Bクラスだったシーズンは1度もなく、07年からスタートしたクライマックスシリーズに全て出場している。
2位は中日の710勝677敗51分だった。中日は今季97年以来となる最下位に終わり、13年から4年連続でBクラス中。それでも、10年と11年にリーグ二連覇を達成するなど、落合博満監督時代に白星を積み重ねていたこともあり2位となった。
また、25年ぶりにリーグ優勝した広島は、674勝721敗43分で4位。00年代は全てBクラスと低迷が続いていたが、若手が育ち始めた13年に97年以来となるAクラス入りを果たす。その後、15年に4位に終わったものの、14年が3位、16年がリーグ優勝と着実に力をつけている。
【最近10年間のセ・リーグの勝敗】
1位 巨人
801勝585敗52分
2位 中日
710勝677敗51分
3位 阪神
706勝688敗44分
4位 広島
674勝721敗43分
5位 ヤクルト
664勝729敗45分
6位 DeNA
573勝830敗35分