コラム 2019.11.16. 18:00

こんなこともありました…「Googleトレンド」で見る中日の2019年

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中日・柳裕也 (C)Kyodo News

ファンが中日に最も関心を持った日は…?


 世界中の検索傾向がわかるGoogleトレンド。各球団名の検索回数を日ごとに集計し、今年3月の開幕からレギュラーシーズン終了までの約半年間で“最も検索回数が多かった日”をトップ3形式にまとめ、球団ごとに振り返っていく。

 2013年からBクラスを抜け出せないシーズンが続く中日。今季も5位に沈んだが、2013年以降では最多のシーズン68勝を挙げている。開幕前の順位予想では5位か6位という声が大半だったが、シーズン終盤までクライマックスシリーズを狙える位置で過ごしたことは大きな財産となるだろう。そんな中日のトップ3は次の通りとなった。


1位:6月1日=対巨人(東京ドーム)
2位:5月5日=対ヤクルト(ナゴヤドーム)
3位:5月31日=対巨人(東京ドーム)


▼ 6月1日:阿部慎之助に400号を被弾…

 2019年・中日の検索回数1位になった日は、シーズン中盤に差し掛かった6月1日の巨人戦。中日が5-6で大接戦を落とした試合だった。

 試合は初回にビシエドが先制2ランを放って主導権を握ると、2回にも2点を追加。ところが、6回裏にビヤヌエバのグランドスラムと阿部慎之助の通算400号となるソロで一気に逆転を許してしまう。

 それでも、土壇場9回表になんとか追いついて見せたが、最後は坂本勇人のサヨナラ打に屈す。粘った末の惜敗というゲームだった。

【東京ドーム】巨人 ― 中日(10回戦)
中|220 000 001 |5
巨|000 005 001x|6


▼ 5月5日:阿知羅のプロ初勝利がチームの令和初勝利

 検索回数2位は、5月5日のヤクルト戦。阿知羅拓馬がヤクルト打線を5回2失点に抑え、プロ初勝利をマークした。

 前日まで4連敗中だった中日は、前回登板で2年ぶりとなる一軍登板を果たし、好投を見せながらも勝ちが付かなかった阿知羅に先発マウンドを託す。この日も長身から投げ下ろす速球を軸に相手打線を封じていくと、バットでも一軍初安打を適時打で記録。自らを助けた。

 打線も平田良介と大島洋平がそろって3安打をマークするなど、チーム全体で11安打・6得点の援護。2点リードの9回は鈴木博志が4四死球と制球を乱したが、なんとか1失点で切り抜けた。

 なお、この勝利はチームにとっての5月初勝利。阿知羅のプロ初勝利は、チームの“令和初勝利”にもなった。

【ナゴヤドーム】中日 - ヤクルト(9回戦)
ヤ|000 202 001|5
中|121 110 00X|6


▼ 5月31日:ニューヒーローの活躍でG倒

 そして、第3位は5月31日の巨人戦。この日は今季すっかりチームの軸となった柳裕也・高橋周平の活躍で快勝を収めた。

 1-1の同点で迎えた3回、中日はチャンスで高橋が2点適時二塁打。勝ち越しに成功すると、高橋はその後5回の第3打席で前の打者・ビシエドに続く一発。「狙って打てて良かった」という一撃で、チームを牽引する。

 一方、投げては開幕から快調に白星を重ねる柳がこの日も好投。6回を投げて被安打5、四死球は3と決して楽な展開ではないなか、3失点と試合を作って5勝目をマークした。


【東京ドーム】巨人 - 中日(9回戦)
中|103 020 010|7
巨|100 011 000|3


 このあと、高橋はケガによる離脱もあったものの、117試合の出場で規定打席をクリア。打率.293をマークするなど、中軸として欠かせない存在感を発揮。柳も期待されながら結果が残せなかった過去2年の苦しみから脱却を果たし、今季は自身初の2ケタ・11勝を記録した。

 残念ながら今年もAクラス入りとはならなかったが、来季以降のチームを支えていくであろう新たな軸が、投打で一本立ちしたシーズンだったように思う。来季はさらなる新戦力の台頭に期待しつつ、シーズン終盤に検索が集中するような年にできるか、注目だ。


文=八木遊(やぎ・ゆう)

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