CSファイナルステージ第5戦
● ソフトバンク 4 － 6 日本ハム ○
＜10月19日　ヤフオクドーム＞

　日本ハムが延長11回、2番中島の決勝タイムリーで4時間24分の激闘を制した。これで通算成績を3勝3敗のタイに戻し勝負は明日の第6戦へ。4－4で迎えた11回、二死満塁の場面で決勝打を放った中島は、お立ち台でも冷静だった。

　値千金の一打について問われると「何とか打ててよかった」とホッとした表情。「稲葉さん、誠さん（金子）の引退が決定している中で、何とか明日に繋げられてよかった」と、真っ先に先輩に対する感謝の言葉を並べた。

　3－4と1点差に追い上げた7回は、一打同点の場面で空振り三振に倒れていた。それだけに「昨日、今日とチャンスで打てていなかったので、あの場面（11回）で打たなきゃ男じゃないと思いました」と力強く言い切った。

　6回までは4点のビハインドも、7回に代打・稲葉のヒットもあり反撃開始。「稲葉さんの想いをムダにせず、点が取れてよかった。難しい試合でしたけど、みんなの力で勝ててよかった」と、チーム一丸での勝利を強調した。

　これで3勝3敗のタイに戻し、2年ぶりの日本シリーズへ逆王手。「明日もみんなの力で勝って、日本シリーズに行きたい」と、最後は力強い言葉で締めた。