オリックスのT－岡田が28日、2度目の契約交渉に臨み、2500万円アップの8000万円＋出来高払いでサインした。オリックスはこれで全選手が契約更改を終え、スッキリと2015年シーズンを迎えることになった。

　来季も打線の核として期待されるT－岡田は、1回目の提示額から200万の上積みを勝ち取り納得の表情。だが、ブランコ、小谷野栄一、中島裕之と、いずれも一塁を守れる即戦力野手が加入したことでポジション争いは激化。左翼とDHも含め、来季はまた一からポジション争いを強いられることになる。

　投げる方では流失危機だった金子千尋の引き留めに成功。11月末に手術を行い右肘に不安を残すエースだが、「頭の中はもう来シーズンです。休むときは休んで、年が明けたら引き続きリハビリに励みます」と前を見据え、2位に終わった今季の雪辱を誓った。

　課題だった攻撃陣の戦力アップと、エースの残留交渉に成功したオリックス。1996年以来のリーグ制覇へ戦力は整った。（金額は推定）