新シーズンの開幕へ向けて、ヒートアップしていくのがチーム内でのポジション争い。特に毎年たのしみを提供してくれるのが、投手の勲章“開幕投手”を巡る争いだ。
ここでは、Bクラスからの巻き返しに燃える西武の開幕投手争いに迫る。昨季は35年ぶりの最下位はギリギリで回避したものの、7年ぶりの2ケタ借金(14)と苦しんだ西武。守護神として高橋朋己がブレイクしただけに、前を投げる先発陣も固定していきたいところだ。今年の展望をする前に、過去20年、西武で開幕投手を務めた投手たちは以下の通り。
1996 新谷博(●)
1997 西口文也(●)☆優勝
1998 西口文也(●)☆優勝
1999 西口文也(○)
2000 松坂大輔(―)※チームは勝利
2001 松坂大輔(●)
2002 松坂大輔(○)☆優勝
2003 松坂大輔(●)
2004 松坂大輔(●)☆優勝・日本一
2005 松坂大輔(―)※チームは勝利
2006 西口文也(●)
2007 西口文也(○)
2008 涌井秀章(●)☆優勝・日本一
2009 涌井秀章(○)
2010 涌井秀章(○)
2011 涌井秀章(○)
2012 涌井秀章(●)
2013 岸孝之(●)
2014 岸孝之(●)
開幕戦成績:8勝12敗(勝率.400)
過去20年の最多は松坂の6回。次いで西口、涌井が5回と同じ投手が続けて務めるパターンが多い西武。ただし、勝率は良くなく、現在3連敗中。嫌な流れを食い止めることができるだろうか。
[対抗○]牧田和久
[ 穴▲]郭俊麟
西武の2015年シーズンは、本拠地でのオリックス戦で幕を開ける。田辺監督は開幕投手について「まだですね。キャンプ中に伝えたい」と言及を避け、「開幕を争う投手が2、3人ぐらい出てこないと」と発奮を促した。
本命に挙げられるのは、昨季のパ・リーグ最高勝率投手である岸。肘の不安で登録抹消がありながらを13勝をマークし、ノーヒットノーランも達成するなど、エースとして一皮剥けた姿を見せた。過去2年敗れている開幕戦で、まずひとつ白星を挙げたいところ。
対抗は、11月の日米野球で侍ジャパンにも選出された牧田。日米野球第3戦では3番手として登板し、アンダーハンドから繰り出される投球でMLB打線を翻弄。歴史的ノーヒットノーランリレーの一員として名前を売った。ここ2シーズンは黒星が先行するシーズンとなっているが、先発転向から3年間で29勝と安定した成績を残している。
最後に、穴として名前を挙げたのは新加入の郭俊麟。海外でのプロ経験がなく、“実質ルーキー”の22歳右腕は、オーバーエイジ枠で参加した21U・W杯でも好投。決勝の日本戦でも、7回を4安打無失点に抑えて母国の優勝に大きく貢献した。開幕とはいかなくても、いきなり1年目からローテに食い込んでくる可能性は大いにある。
その他にも、菊池雄星や野上亮磨、十亀剣、小石博孝、岡本洋介、誠とローテ候補は多数挙がる西武の先発陣。ここから誰が抜け出し、自らのポジションを築くのか。巻き返しに燃える西武の先発争いから目が離せない。
ここでは、Bクラスからの巻き返しに燃える西武の開幕投手争いに迫る。昨季は35年ぶりの最下位はギリギリで回避したものの、7年ぶりの2ケタ借金(14)と苦しんだ西武。守護神として高橋朋己がブレイクしただけに、前を投げる先発陣も固定していきたいところだ。今年の展望をする前に、過去20年、西武で開幕投手を務めた投手たちは以下の通り。
西武・過去20年の開幕投手
1995 郭泰源(―)※チームは敗戦1998 西口文也(●)☆優勝
1999 西口文也(○)
2000 松坂大輔(―)※チームは勝利
2001 松坂大輔(●)
2002 松坂大輔(○)☆優勝
2003 松坂大輔(●)
2004 松坂大輔(●)☆優勝・日本一
2005 松坂大輔(―)※チームは勝利
2006 西口文也(●)
2007 西口文也(○)
2008 涌井秀章(●)☆優勝・日本一
2009 涌井秀章(○)
2010 涌井秀章(○)
2011 涌井秀章(○)
2012 涌井秀章(●)
2013 岸孝之(●)
2014 岸孝之(●)
開幕戦成績:8勝12敗(勝率.400)
過去20年の最多は松坂の6回。次いで西口、涌井が5回と同じ投手が続けて務めるパターンが多い西武。ただし、勝率は良くなく、現在3連敗中。嫌な流れを食い止めることができるだろうか。
2015年開幕投手争い・展望
[本命◎]岸孝之[対抗○]牧田和久
[ 穴▲]郭俊麟
西武の2015年シーズンは、本拠地でのオリックス戦で幕を開ける。田辺監督は開幕投手について「まだですね。キャンプ中に伝えたい」と言及を避け、「開幕を争う投手が2、3人ぐらい出てこないと」と発奮を促した。
本命に挙げられるのは、昨季のパ・リーグ最高勝率投手である岸。肘の不安で登録抹消がありながらを13勝をマークし、ノーヒットノーランも達成するなど、エースとして一皮剥けた姿を見せた。過去2年敗れている開幕戦で、まずひとつ白星を挙げたいところ。
対抗は、11月の日米野球で侍ジャパンにも選出された牧田。日米野球第3戦では3番手として登板し、アンダーハンドから繰り出される投球でMLB打線を翻弄。歴史的ノーヒットノーランリレーの一員として名前を売った。ここ2シーズンは黒星が先行するシーズンとなっているが、先発転向から3年間で29勝と安定した成績を残している。
最後に、穴として名前を挙げたのは新加入の郭俊麟。海外でのプロ経験がなく、“実質ルーキー”の22歳右腕は、オーバーエイジ枠で参加した21U・W杯でも好投。決勝の日本戦でも、7回を4安打無失点に抑えて母国の優勝に大きく貢献した。開幕とはいかなくても、いきなり1年目からローテに食い込んでくる可能性は大いにある。
その他にも、菊池雄星や野上亮磨、十亀剣、小石博孝、岡本洋介、誠とローテ候補は多数挙がる西武の先発陣。ここから誰が抜け出し、自らのポジションを築くのか。巻き返しに燃える西武の先発争いから目が離せない。