新シーズンを迎える前に、今年のプロ野球界を見て行く上でキーワードになりそうなことを取り上げる今シーズンの“注目ワード”。大学入試センター試験を明日に控える今日は、各チームの『センター』争いにフォーカスを当てる。
外野の中央に君臨する『センター』は、広い守備範囲と状況判断力が求められるポジション。「まずはセンターラインから…」というコメントがしばしば聞かれるように、“センターライン”と呼ばれる野球の守備の要の一人として重要な仕事を担う。不動のレギュラーに挑戦を挑む選手や、本命不在の争いに名乗りを挙げる選手まで、今シーズンは各チームの『センター』争いに注目。
● ソフトバンク『柳田悠岐』
→ 昨季144試合でセンターを張り、ベストナインとゴールデングラブのW受賞を果たした柳田が大本命。大ブレイクの一年を受けての今年はさらなる飛躍が期待され、ケガなどのアクシデントがない限り安泰と言える。
● オリックス『駿太vs坂口智隆』
→ 注目は駿太。同世代の山田哲人が大ブレイクした昨年、駿太もプロ入り後最多となる127試合の出場で打率.280を記録。CSでは先頭打者本塁打も放っており、今季のブレイク候補筆頭と言っても過言ではない。
● 日本ハム『陽岱鋼』
→ 今やチームの顔となった陽岱鋼は、120試合に出場。3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。打撃主要3部門でキャリアハイの数字を叩き出すなど、選手として最高の時期に入りつつある28歳が健康でいる限り、日本ハムのセンターは安泰と言えそうだ。
● ロッテ『岡田、加藤、伊志嶺、清田...』
→ 外野手の層が厚いロッテは大激戦。昨季は守備の名手・岡田幸文と若手成長株の加藤翔平が熾烈な争いを演じていたが、復活を期す荻野貴司や清田育宏、伊志嶺翔大も虎視眈々とポジション奪取を狙う。果たして、その結末は。
● 西武『秋山翔吾』
→ センターで127試合にスタメン出場したものの、不振に苦しんだ昨季の秋山。10月に右肘を手術して臨む今季の復活にかける。対抗には、ファームで28盗塁を記録し、盗塁王を獲得した6年目の石川貢や、8本塁打とパンチ力を見せた4年目の駒月仁人らの台頭に期待。
● 楽天『あるか!?ルーキーの抜擢』
→ 期待したいのは、ドラフトで指名した福田将儀とルシアノ・フェルナンドの大卒外野手2人。昨季センターを争ったのは聖澤諒、島内宏明の左打者2人だったが、ルーキー2人は共に右打ち。いきなりの抜擢は難しくても、競争を刺激する存在には充分なり得る。
● 巨人『橋本vs大田vs松本哲也』
→ 昨季は橋本到がブレイクしたが、終盤は未完の大器・大田泰示がついに覚醒の気配を見せており、指揮官の頭を悩ませる。復活にかける松本哲也も忘れてはいけない存在で、巨人のセンター争いからは特に目が離せない。
● 阪神『大和』
→ 鳥谷の去就次第でショート転向も噂されていた大和だが、鳥谷の残留が決まり、和田監督から電話で直接「センター、頼んだぞ」と要請を受けたという。昨季は初のゴールデングラブ賞を受賞し、日本シリーズで美技を連発したことでも記憶に新しい。
● 広島『丸佳浩』
→ 昨季大きく飛躍を遂げた選手の一人。打率.310、19本塁打、67打点は全てキャリアハイの数字で、“トリプル3”の期待も高まる。
● 中日『大島洋平が本命も...?』
→ 昨季は結果を残した大島だが、契約更改の席で落合GMから「今年の守備だったら、俺なら使わない」と厳しい言葉を受けた。実際にドラフト会議では友永翔太、井領雅貴と社会人出の即戦力外野手2人を獲得しており、特に友永は背番号1を授けるなど評価が高く、いくら実績ある大島といえども安泰とは言い切れない。
● DeNA『熾烈を極める若手のバトル』
→ 昨季は故障に苦しんだ荒波翔が筆頭候補として挙げられるが、後半戦で存在感をアピールした高卒4年目“ジャマイカ”こと桑原将志もレギュラー奪取を虎視眈々と狙う。さらに、高卒2年目の関根大気もファームで打率.271を記録し、シーズン最終盤には一軍デビューも果たすなど、たのしみな存在。
● ヤクルト『雄平』
→ センターラインが課題のヤクルトも、オフに大引啓次の獲得に成功し、残るはセンター。開幕は微妙と言われているが、バレンティンとミレッジが復帰することを想定し、雄平がライトからセンターに回る。本人も「ずっと中堅を目指して狙っていた」とセンター定着へ気合十分。
外野の中央に君臨する『センター』は、広い守備範囲と状況判断力が求められるポジション。「まずはセンターラインから…」というコメントがしばしば聞かれるように、“センターライン”と呼ばれる野球の守備の要の一人として重要な仕事を担う。不動のレギュラーに挑戦を挑む選手や、本命不在の争いに名乗りを挙げる選手まで、今シーズンは各チームの『センター』争いに注目。
● ソフトバンク『柳田悠岐』
● オリックス『駿太vs坂口智隆』
→ 注目は駿太。同世代の山田哲人が大ブレイクした昨年、駿太もプロ入り後最多となる127試合の出場で打率.280を記録。CSでは先頭打者本塁打も放っており、今季のブレイク候補筆頭と言っても過言ではない。
● 日本ハム『陽岱鋼』
→ 今やチームの顔となった陽岱鋼は、120試合に出場。3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。打撃主要3部門でキャリアハイの数字を叩き出すなど、選手として最高の時期に入りつつある28歳が健康でいる限り、日本ハムのセンターは安泰と言えそうだ。
● ロッテ『岡田、加藤、伊志嶺、清田...』
→ 外野手の層が厚いロッテは大激戦。昨季は守備の名手・岡田幸文と若手成長株の加藤翔平が熾烈な争いを演じていたが、復活を期す荻野貴司や清田育宏、伊志嶺翔大も虎視眈々とポジション奪取を狙う。果たして、その結末は。
● 西武『秋山翔吾』
→ センターで127試合にスタメン出場したものの、不振に苦しんだ昨季の秋山。10月に右肘を手術して臨む今季の復活にかける。対抗には、ファームで28盗塁を記録し、盗塁王を獲得した6年目の石川貢や、8本塁打とパンチ力を見せた4年目の駒月仁人らの台頭に期待。
● 楽天『あるか!?ルーキーの抜擢』
→ 期待したいのは、ドラフトで指名した福田将儀とルシアノ・フェルナンドの大卒外野手2人。昨季センターを争ったのは聖澤諒、島内宏明の左打者2人だったが、ルーキー2人は共に右打ち。いきなりの抜擢は難しくても、競争を刺激する存在には充分なり得る。
● 巨人『橋本vs大田vs松本哲也』
→ 昨季は橋本到がブレイクしたが、終盤は未完の大器・大田泰示がついに覚醒の気配を見せており、指揮官の頭を悩ませる。復活にかける松本哲也も忘れてはいけない存在で、巨人のセンター争いからは特に目が離せない。
● 阪神『大和』
→ 鳥谷の去就次第でショート転向も噂されていた大和だが、鳥谷の残留が決まり、和田監督から電話で直接「センター、頼んだぞ」と要請を受けたという。昨季は初のゴールデングラブ賞を受賞し、日本シリーズで美技を連発したことでも記憶に新しい。
● 広島『丸佳浩』
→ 昨季大きく飛躍を遂げた選手の一人。打率.310、19本塁打、67打点は全てキャリアハイの数字で、“トリプル3”の期待も高まる。
● 中日『大島洋平が本命も...?』
→ 昨季は結果を残した大島だが、契約更改の席で落合GMから「今年の守備だったら、俺なら使わない」と厳しい言葉を受けた。実際にドラフト会議では友永翔太、井領雅貴と社会人出の即戦力外野手2人を獲得しており、特に友永は背番号1を授けるなど評価が高く、いくら実績ある大島といえども安泰とは言い切れない。
● DeNA『熾烈を極める若手のバトル』
→ 昨季は故障に苦しんだ荒波翔が筆頭候補として挙げられるが、後半戦で存在感をアピールした高卒4年目“ジャマイカ”こと桑原将志もレギュラー奪取を虎視眈々と狙う。さらに、高卒2年目の関根大気もファームで打率.271を記録し、シーズン最終盤には一軍デビューも果たすなど、たのしみな存在。
● ヤクルト『雄平』
→ センターラインが課題のヤクルトも、オフに大引啓次の獲得に成功し、残るはセンター。開幕は微妙と言われているが、バレンティンとミレッジが復帰することを想定し、雄平がライトからセンターに回る。本人も「ずっと中堅を目指して狙っていた」とセンター定着へ気合十分。