今日からいよいよプロ野球のキャンプが始まった。そこで、2012年から2014年までの3年間で、キャンプ初日を一軍でスタートさせたドラフト1位選手が、開幕を一軍で迎えられた選手がいたのかを振り返りたい。
2013 東浜巨
開幕:二軍
→オープン戦で3試合に登板して防御率0.82も開幕は二軍で迎えた。4月11日のオリックス戦でプロ初登板を飾ったが3回1/3を6失点。2度目の登板後、二軍に降格。9月下旬に再び最昇格すると、3試合に登板して3勝を挙げた。
●オリックス
2014 吉田一将
開幕:二軍
→オープン戦で3試合に登板して防御率11.00と結果を残せず、二軍スタートも4月6日の西武戦で初先発。20日の西武戦でプロ初勝利を挙げた。その後は一、二軍を往復し、5勝6敗の成績だった。
2012 安達了一
開幕:二軍
→春季キャンプで右手親指付け根を骨折し、開幕は二軍スタート。5月10日に一軍昇格したが、一軍に定着することができず、50試合の出場にとどまった。
●日本ハム
2012年から2014年までの3年間、2月1日に一軍キャンプ参加メンバーなし
●ロッテ
2014 石川歩
開幕:一軍
オープン戦で4試合に登板して防御率1.42と結果を残し、開幕を一軍で迎えた。シーズンが開幕してからも、他の先発投手陣が不安定の中、石川はチーム唯一の二桁勝利をマーク。富山県出身では初めてとなる新人王を獲得した。
2013 松永昂大
開幕:一軍
→開幕一軍入りを果たすと、58試合に登板し、4勝1敗28ホールド、防御率2.11と貴重な左の中継ぎとして大車輪の働きぶり。同年11月に行われた『2013 BASEBALL CHALLENGE』の日本代表に選出された。
2012 藤岡貴裕
開幕:一軍
→開幕前最後の実戦登板で7回8安打5奪三振3失点に抑えると、プロ初登板となった4月1日の楽天戦で、7回2/3を2失点にまとめ初勝利。最高のスタートを切った藤岡だったが、その後は勝ち星が伸び悩み6勝7敗と負けが先行した。
●西武
2013 増田達至
開幕:二軍
→春先に左脇腹を痛めるなど故障の影響もあり開幕一軍入りを逃す。6月に初登板を果たすと、14試合連続無失点を記録。勝ちパターンでの登板も増え、最終的には44試合に登板して防御率2.82だった。
2012 十亀剣
開幕:二軍
→オープン戦で結果を残せず、開幕は二軍スタート。5月に初昇格すると、リリーフで40試合に登板。6勝0敗と無敗で1年目を終えた。
●楽天
2014 松井裕樹
開幕:二軍(ローテーションの関係)
→オープン戦では13イニング連続無失点を記録するなど好投を見せた。4月2日のオリックス戦でプロ初登板・初先発も敗戦投手になると、3試合連続敗戦投手になるなど二軍に降格。二軍で再調整後6月に再び昇格し、リリーフと先発をこなした。
●巨人
2014 小林誠司
開幕:一軍
→オープン戦では長野久義以来となる満塁本塁打を放つなど得意の守備だけでなく、打撃もアピールし開幕一軍を掴んだ。正捕手・阿部慎之助という高い壁が立ちはだかったが63試合に出場。沢村拓一が先発時にはスタメンマスクを被った。
2013 菅野智之
開幕:一軍
→オープン戦で2勝、防御率2.12と結果を残し、開幕一軍入り。プロ初登板の広島戦で7回を1失点に抑えると、先発ローテーションを守り抜き13勝を挙げてリーグ優勝に貢献した。
●阪神
2013 藤浪晋太郎
開幕:一軍
→オープン戦で0勝2敗、防御率5.14も、シーズンに入ってからはオールスター前までに6勝をマーク。後半戦はさらに勢いが増し8月は4勝、防御率1.09とセ・リーグの高卒新人では近藤真一(中日)以来2人目となる月間MVPに選出された。
2012 伊藤隼太
開幕:一軍
→オープン戦では思うような結果を残せなかったが、マリナーズ、アスレチックスとの親善試合で安打を放つなど調子を上げ、開幕一軍の切符を掴んだ。それでも、一軍投手の球に対応できず打率.148と苦しんだ。
●広島
2014 大瀬良大地
開幕:二軍(先発ローテーションの関係)
→オープン戦は、1勝、防御率1.38の成績を残し先発ローテーション入り。一時期不調で勝ち星に恵まれない時期もあったが、二桁勝利を挙げる。広島では2012年の野村祐輔以来の新人王を獲得した。
2012 野村祐輔
開幕:一軍
キャンプ、オープン戦としっかりアピールし開幕一軍入り。シーズンでは持ち前の制球力を武器に打者を封じていき、新人では堀内恒夫以来46年ぶりに新人で防御率1点代を記録した。
●中日
2012 高橋周平
開幕:一軍
→オープン戦の打率.103だったが、開幕一軍メンバーに選出。シーズン中は一、二軍を往復していたが、二軍では7本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得した。
●横浜
2014 柿田裕太
開幕:二軍
→春季キャンプは一軍入りするものの、右肘の張りの影響もあり開幕は二軍。結局、即戦力として期待されながら、1年目は一軍登板がなかった。
2013 白崎浩之
開幕:二軍
→キャンプは一軍で迎えたが、開幕は二軍スタートとなった。5月1日に初昇格すると、同日のヤクルト戦でプロ安打を記録したが、レギュラーを脅かす存在にはなれなかった。
●ヤクルト
2014 杉浦稔大
開幕:二軍
→キャンプ中に右肘を痛め、その後の検査で右肘靭帯を断裂していたことが分かり、リハビリ生活を余儀なくされた。手術を受けずにリハビリを続け、9月10日のDeNA戦で一軍デビューを飾った。
2013 石山泰稚
開幕:二軍
→オープン戦では一軍に向けて調整をしていたものの、開幕一軍とはならず。リリーフとして一軍へ昇格すると、60試合に登板して3勝3敗10セーブ、防御率2.78と安定感のある投球を見せた。
春季キャンプを一軍で迎えたドラフト1位選手一覧
●ソフトバンク2013 東浜巨
●オリックス
2014 吉田一将
開幕:二軍
2012 安達了一
開幕:二軍
●日本ハム
2012年から2014年までの3年間、2月1日に一軍キャンプ参加メンバーなし
●ロッテ
2014 石川歩
開幕:一軍
オープン戦で4試合に登板して防御率1.42と結果を残し、開幕を一軍で迎えた。シーズンが開幕してからも、他の先発投手陣が不安定の中、石川はチーム唯一の二桁勝利をマーク。富山県出身では初めてとなる新人王を獲得した。
2013 松永昂大
開幕:一軍
→開幕一軍入りを果たすと、58試合に登板し、4勝1敗28ホールド、防御率2.11と貴重な左の中継ぎとして大車輪の働きぶり。同年11月に行われた『2013 BASEBALL CHALLENGE』の日本代表に選出された。
2012 藤岡貴裕
開幕:一軍
→開幕前最後の実戦登板で7回8安打5奪三振3失点に抑えると、プロ初登板となった4月1日の楽天戦で、7回2/3を2失点にまとめ初勝利。最高のスタートを切った藤岡だったが、その後は勝ち星が伸び悩み6勝7敗と負けが先行した。
●西武
2013 増田達至
開幕:二軍
2012 十亀剣
開幕:二軍
●楽天
2014 松井裕樹
開幕:二軍(ローテーションの関係)
→オープン戦では13イニング連続無失点を記録するなど好投を見せた。4月2日のオリックス戦でプロ初登板・初先発も敗戦投手になると、3試合連続敗戦投手になるなど二軍に降格。二軍で再調整後6月に再び昇格し、リリーフと先発をこなした。
●巨人
2014 小林誠司
開幕:一軍
→オープン戦では長野久義以来となる満塁本塁打を放つなど得意の守備だけでなく、打撃もアピールし開幕一軍を掴んだ。正捕手・阿部慎之助という高い壁が立ちはだかったが63試合に出場。沢村拓一が先発時にはスタメンマスクを被った。
2013 菅野智之
開幕:一軍
→オープン戦で2勝、防御率2.12と結果を残し、開幕一軍入り。プロ初登板の広島戦で7回を1失点に抑えると、先発ローテーションを守り抜き13勝を挙げてリーグ優勝に貢献した。
●阪神
2013 藤浪晋太郎
開幕:一軍
→オープン戦で0勝2敗、防御率5.14も、シーズンに入ってからはオールスター前までに6勝をマーク。後半戦はさらに勢いが増し8月は4勝、防御率1.09とセ・リーグの高卒新人では近藤真一(中日)以来2人目となる月間MVPに選出された。
2012 伊藤隼太
開幕:一軍
→オープン戦では思うような結果を残せなかったが、マリナーズ、アスレチックスとの親善試合で安打を放つなど調子を上げ、開幕一軍の切符を掴んだ。それでも、一軍投手の球に対応できず打率.148と苦しんだ。
●広島
2014 大瀬良大地
開幕:二軍(先発ローテーションの関係)
→オープン戦は、1勝、防御率1.38の成績を残し先発ローテーション入り。一時期不調で勝ち星に恵まれない時期もあったが、二桁勝利を挙げる。広島では2012年の野村祐輔以来の新人王を獲得した。
2012 野村祐輔
開幕:一軍
キャンプ、オープン戦としっかりアピールし開幕一軍入り。シーズンでは持ち前の制球力を武器に打者を封じていき、新人では堀内恒夫以来46年ぶりに新人で防御率1点代を記録した。
●中日
2012 高橋周平
開幕:一軍
→オープン戦の打率.103だったが、開幕一軍メンバーに選出。シーズン中は一、二軍を往復していたが、二軍では7本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得した。
●横浜
2014 柿田裕太
開幕:二軍
2013 白崎浩之
開幕:二軍
●ヤクルト
2014 杉浦稔大
開幕:二軍
2013 石山泰稚
開幕:二軍