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黒田の復帰がもたらす投手陣“前後”のバトル 鯉のエースと守護神は…

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黒田復帰の広島で巻き起こるバトルがチームを悲願の優勝へ導く?[Getty Images]
 近年に比べてやや大人しく過ぎていった今オフのストーブリーグ。その中で、最も話題になった移籍のひとつと言えば、黒田博樹の広島復帰だろう。

 メジャーから復帰する選手というのは毎年のように出てきているが、黒田の場合はまだメジャー球団から誘いがある中で決断した日本復帰。20億円超えとも言われたオファーを蹴り、古巣へと戻ってきた黒田の“男気”は日本で大きく報じられた。

 もちろん、チーム内にも大きな影響を及ぼす黒田の復帰。黒田がメジャーへ移籍した2008年にデビューを果たし、以後これまで広島のエースとして君臨してきた前田健太も「刺激にもなるし、勉強にもなる。頼りになる存在」と大先輩の復帰を喜んだが、開幕投手のことに話を移すと「やるつもりで調整している。地元開幕なので、その気持ちは例年より強い」と譲る気はさらさらない。

 自身が目指すメジャー挑戦のためにも、今年は結果が求められるシーズン。秋にはみんなから笑顔で送り出されるような納得の一年を送る上で、黒田復帰という大きな刺激はマエケンにとって大きなプラスとなるに違いない。かつてのエースの復帰で燃える現・鯉のエースの奮起に期待したい。

 また、黒田の復帰によってリリーフ陣にも競争が生まれる。昨シーズンは先発を務めた助っ人ヒースが抑えに回ることが有力視されており、他にも新外国人のザガースキーや、昨年奮闘した一岡竜司、かつての守護神・永川勝浩ら候補は多数。中でも特に気合いが入っているのが、5年目の中崎翔太だ。

 昨シーズンはミコライオが不調な時に抑えを経験するなど、32試合に登板して2勝3敗1セーブ、防御率3.92の成績。「後ろを任せられる存在になりたい。こんなチャンスはない」と意気込む男がこのキャンプで緒方新監督にどれだけアピールできるか、注目だ。

 最後にリーグ優勝に輝いたのは1991年で、実は12球団で最も優勝から遠ざかっているチームとなっている広島。悲願の優勝を目指して戦う中で勃発する真のエースを巡るバトルと、守護神の座を巡るバトルに注目だ。

広島のエース

(※年齢は満年齢)

18 前田健太 27歳
2014年成績:27試 11勝9敗 防御率2.60
通算成績[8年]:189試 82勝59敗 防御率2.44

15 黒田博樹 40歳
通算成績[NPB]:271試 103勝89敗 防御率3.69(11年)
通算成績[MLB]:212試 79勝79敗 防御率3.45(7年)


守護神候補

70 デュアンテ・ヒース 30歳
昨季成績:7試 3勝0敗 防御率2.38

56 中崎翔太 23歳
昨季成績:32試 2勝3敗1セーブ 防御率3.92

30 一岡竜司 24歳
昨季成績:31試 2勝0敗2セーブ 防御率0.58

20 永川勝浩 35歳
昨季成績:52試 3勝4敗1セーブ 防御率4.04

58 マイク・ザガースキー 32歳
メジャー通算:89試 1勝0敗 防御率7.05
マイナー通算:325試 26勝19敗30セーブ 防御率3.00
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