27日、広島の新外国人左腕マイク・ザガースキーが来日。ちょうど誕生日だったこともあり、出迎えた報道陣からサプライズでケーキのプレゼントを受け取ると、「とても興奮している」と満面の笑みを浮かべた。

　身長183センチで、体重は公称109キロ。一見、その風貌からマウンド上で躍動する姿はなかなか想像できないが、本人は「今が自分のベスト（体重）だよ」とコンディショニングは万全とのこと。畝コーチも「彼は腹で投げる。減量の必要はない」と心配する素振りはない。チームで貴重な左腕として、また守護神候補としても期待がかかる。

　そこで、現役プロ野球選手たちの肥満指数（BMI）に注目。BMIとは、身長からみた体重の割合を示す体格指数で、近年国際的に用いられてきた肥満度の指標。一般的な標準値は22とされており、25以上になると肥満気味というくくりになる。スポーツ選手のような筋肉や骨の割合が多い人は体重に占める脂肪の量は少なくなるため、一概に数値から“肥満”とは言い切れないところはあるが、ひとつの目安として見ていただきたい。

　ランキングにしてみると、各チームで主力として活躍している選手たちの多さが目につく。本塁打王5回を誇る“おかわり君”こと西武の中村剛也や、昨年のセ・リーグ本塁打王エルドレッド、昨年の最多勝、最多奪三振のメッセンジャーなど、タイトルホルダーは多い。体重から生まれるパワーを武器にすることが、プロで生き抜く武器になっているということだろう。

　愛嬌のある笑顔とフォルムで人気者になりそうな広島のザガースキー。今回調べたBMIランキングの中で、投手はザガースキーとメッセンジャーの二人だけ。果たして、ザガースキーもメッセンジャー並みに活躍し、周囲の不安を吹き飛ばすことが出来るのだろうか。

−プロ野球選手“BMI”ランキング−
※ベースボールキング調べ

1位　井上晴哉（ロッテ）
BMI：35.2
身長：180cm
体重：114kg

2位　李大浩（ソフトバンク）　
BMI：34.5
身長：194cm
体重：130kg

3位　山川穂高（西武）
BMI：33.9
身長：176cm
体重：105kg

4位　中村剛也（西武）
BMI：33.3
身長：175cm
体重：102kg

5位　マイク・ザガースキー（広島）　
BMI：32.5
身長：183cm
体重：109kg

6位　ブラッド・エルドレッド（広島）
BMI：31.8
身長：196cm
体重：122kg

7位　ギャビー・サンチェス（楽天）
BMI：31.3
身長：185cm
体重：107kg

8位　アルフレド・デスパイネ（ロッテ）
BMI：31
身長：175cm
体重：95kg

9位　ランディ・メッセンジャー（阪神）
BMI：30.9
身長：198cm
体重：121kg

10位　松山竜平（広島）
BMI：30.7
身長：176cm
体重：95kg

10位：奥浪鏡（オリックス）
BMI:30.7
身長：176cm
体重：95kg

※BMI（=Body Mass Index）とは...
→肥満度の判定基準として用いられているもので最も有名な数値。肥満指数。
　計算式＝体重 ÷ {身長 × 身長}

● 肥満度の判定基準
・18.5未満＝低体重（痩せ）
・18.5～25未満＝普通体重
・25～30未満＝肥満（1度）
・30～35未満＝肥満（2度）
・35～40未満＝肥満（3度）
・40以上＝肥満（4度）
☆統計的にもっとも病気にかかりにくいBMI22が標準とされている。