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積極補強のヤクルトで手付かずだった外野陣 バレ&ミレに不安でどうなる?

 いよいよキャンプも開幕し、新シーズンへ向けてヒートアップしていくのがチーム内でのポジション争い。ここでは、最下位からの巻き返しを狙うヤクルトに注目する。

 昨シーズンはリーグトップのチーム打率.279を誇った打線の破壊力が目を引いたが、終わってみれば順位は2年連続の最下位。悪い流れを断ち切るべく、オフには成瀬善久、大引啓次、ローガン・オンドルセクを獲得。ポイントを絞った弱点強化に務めた。

 しかし、唯一補強ができなかったのが外野陣。巨人へFA移籍した相川亮二の人的補償で、「実績がある外野手が獲れないかな」と話していた真中監督であったが、結局選択したのは19歳の内野手・奥村展征だった。

 昨シーズンはミレッジが開幕早々に離脱し、バレンティンも2度に渡る戦線離脱を経験。複数年契約を結んだ頼みの助っ人が共倒れとなり、大きく計算が狂う。外野に穴が開いたことがキッカケになり、野手転向5年目の雄平が大ブレイクを果たすという嬉しい方の誤算もあったのだが、助っ人2人の穴は大きく、層の薄さを露呈してしまった。

 昨年5月に右肩関節唇損傷の整復手術を受けたミレッジは、一軍キャンプには帯同しているものの完全別メニュー調整。本人は来日した際に「開幕には間に合うよ」と復帰へ向けての手応えを語ったものの、長らく実戦から離れている不安も口にしている。

 また、バレンティンもオフに手術を受けており、チーム合流は3月中旬とも言われている。最悪の場合、2人抜きでの開幕も視野に準備を進めなければならない。

 現時点でレギュラー当確と言えるのは、4番構想も持ち上がっている雄平のみ。バレンティンとミレッジの復帰に備え、「センター1本で勝負」を宣言している男を真ん中に据え、あとは両翼をどうするか、だ。

 外野陣のメンツを見てみると、近年コンスタントに出場機会を得ながらも、大事なところでのミスでチャンスを逃している上田剛史、比屋根渉、飯原誉士といったあたりが有力な候補として挙がり、昨年ファームで優秀選手賞を獲得した川崎成晃の台頭に期待、と言うのが現実的な路線になりそう。

 その他、年前に5本塁打を放ってブレイクの兆しを見せるもここ2年間苦しいシーズンを送る松井淳や、背水の覚悟で臨む高卒4年目の川上竜平などの奮起にかけたい選手たちに加え、出場機会を求めるベテランの田中浩康や、荒木貴裕といった内野手が外野での練習に取り組んでいる。

 巻き返しを狙うチームにとって前途多難なスタートとなることが予想されるが、昨年の雄平のようにピンチをチャンスに変える選手は現れるか。現役時代外野手として活躍した真中満新監督の手腕にも注目だ。

【ヤクルトの外野陣】
(※年齢は満年齢)

41 雄平
13年目/31歳 左投左打
昨季成績:141試 率.316 本23 点90

50 上田剛史
9年目/27歳 右投左打
昨季成績:115試 率.210 本2 点20

9 飯原誉士
10年目/32歳 右投右打
昨季成績:96試 率.306 本4 点29

31 松元ユウイチ
17年目/35歳 左投左打
昨季成績:72試 率.289 本0 点14

0 比屋根渉
4年目/28歳 右投右打
昨季成績:56試 率.232 本0 点7

64 川崎成晃
5年目/29歳 右投右打
昨季成績:14試 率.231 本0 点0

57 松井淳
6年目/28歳 右投左打
昨季成績:10試 率.240 本0 点1

36 川上竜平
4年目/22歳 右投右打
昨季成績:76試 率.190 本1 点16 [*ファーム]

65 原泉(☆ドラフト7位ルーキー)
1年目/23歳 右投右打
・“喜界島のバレンティン”の呼び声高い右の長距離砲候補。

● 外野に参戦?
7 田中浩康
11年目/33歳 右投右打
昨季成績:77試 率.245 本3 点10

24 荒木貴裕
6年目/28歳 右投右打
昨季成績:55試 率.275 本2 点12
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