● 巨人 2 － 5 ソフトバンク ○
＜3回戦・東京ドーム＞

　ソフトバンクが先発・寺原の好投もあり、今季初の同一カード3連勝。DeNA戦からの連勝も5に伸ばし、リーグ、交流戦の首位をガッチリと守った。

　先発復帰後2戦2勝の寺原は、この試合でも好調を維持し、立ち上がりから安定。初回から2イニング連続で三者凡退の好スタートを切ると、3回は二死二塁のピンチを招いたが、1番立岡を落ち着いてショートフライに打ち取った。

　5回まで1安打投球を続けた寺原は、4－0で迎えた6回に、一死から代打・長野にソロ弾を浴びるも、7回は二死二塁の場面で、6番高橋由を渾身の真直ぐで見逃し三振に仕留めた。好調なベテラン右腕は7回108球を投げ切り、2安打、4奪三振、1失点と好投。これで無傷の3連勝とし、防御率は1点台（1.93）に突入した。

　打線は0－0の4回、前日大活躍の川島に代わり「7番・二塁」で先発出場した高田が、プロ1号となる2ランを放ち先制。2－0で迎えた6回は、二死満塁の好機で寺原自ら2点タイムリーを放ち、貴重な中押し点を加えた。

　対する巨人は、先発の高木勇が今季ワーストタイとなる4失点で3敗目（6勝）。打線も寺原の前にわずか2安打に封じられ、本拠地で屈辱の3連敗を喫した。