ニュース 2015.07.17. 19:08

都市対抗野球が18日開幕!ダークホースは名将率いる明治安田生命

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3年ぶり5回目の出場となる明治安田生命は今大会のダークホースとなれるか?
 第86回都市対抗野球大会が、いよいよ18日から東京ドームで開幕する。今年も楽しみなチーム、注目選手が揃い激戦必至。ルーキーとして、プロ野球の前半戦を盛り上げた巨人の高木勇人(三菱重工名古屋)、オリックスの西野真弘(JR東日本)も、かつてこの舞台で輝きを放った。

 多くのプロ選手を輩出してきた東京ガスのエースは、19歳の山岡泰輔。広島・瀬戸内高時代は、3年夏の決勝で広島新庄のエース・田口麗斗(現巨人)と延長再試合の投手戦を演じ、昨秋は21歳以下の侍ジャパンにも選出された。高卒2年目のためドラフト解禁は来年だが、注目度の高い本格派右腕だ。

 打者ではNTT西日本の中村篤人外野手が好調で、左打席から放たれる豪快な一撃に期待がかかる。亜大時代は3度のベストナインに輝き、4年時には嶺井、山崎康(ともにDeNA)らと、神宮大会優勝も経験している。

 優勝候補と目されているのは、12年連続で節目の30回出場を迎える狭山市・ホンダ。投打ともにバランスが良く、補強選手の充実ぶりも光る。

 そんな中、台風の目となりそうなのが、東京代表として3年ぶり5回目の出場となる明治安田生命。チームを率いるのは、2013年12月に就任した林裕幸監督。日本石油(現JX-ENEOS)を指揮した1993年に優勝を経験しており、2000年はコーチとして、プロアマ混合のシドニー五輪代表を指導したアマチュア球界の重鎮だ。

 明治安田生命は4強入りが過去の最高位だが、指揮官は新天地での初優勝へ向け「とにかく勝たないとダメ。最後の死に場所になる」と情熱を燃やす。

 チームの中心はエースの重信拓哉。プロ野球界では今季、京大からロッテ入りした田中英祐が話題を呼んだが、この重信も東大4年秋に1勝をマークし、難関大学で勉強と野球を両立させてきた秀才左腕だ。

 3年ぶりの出場を決めた6月5日の東京第2代表決定戦でも、強敵・JR東日本を相手に、4回途中からバトンを受け、1失点で最後まで投げ抜いた。林監督も「今年のチームの中心は重信」と絶大な信頼を寄せており、今大会注目投手の一人だ。
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