ニュース 2015.10.08. 14:14

今季も熱い戦いを期待!出場チームのCS名勝負は?

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ファイナルステージから登場するヤクルトの真中満監督(左)とソフトバンクの工藤公康監督(右)[BASEBALLKING]
 全日程が終了し、10日からクライマックス・シリーズが開幕する。今回出場するチームはセ・リーグがヤクルト、巨人、阪神、パ・リーグがソフトバンク、日本ハム、ロッテとなっている。そこで、出場する6チームのCS名勝負を振り返っていきたい。

<セ・リーグ>
【ヤクルト】
09年10月17日 ファーストステージ第1戦
● 中日 2 - 3 ヤクルト ○
ヤ|000 000 300|3
中|000 110 000|2
勝:石川
S:林昌勇
敗:チェン
→勝率5割を切ったが3位で球団初となるCS出場を決めたヤクルト。敵地ナゴヤドームで中日と対戦した初戦、6回終了した時点で2点のリードを許す展開。ヤクルト打線は中日先発のチェンに6回まで得点できず、終盤7回を迎えた。

しかし7回、ヤクルトは青木宣親のタイムリーで1点を返すと、続くデントナが2ランを放ち逆転。このリードを守り切り勝利したヤクルトはCS導入後初めて、シーズン勝率5割未満(.497)のチームが勝利となった。

【巨人】
12年10月20日 ファイナルステージ第4戦
○ 巨人 3 - 1 中日 ●
中|000 000 100|1
巨|002 000 01X|3
勝:沢村
S:西村
敗:沢村
→12年にリーグ優勝した巨人はアドバンテージの1勝はあるが、中日に3連敗を喫し追い込まれていた。敗れると日本シリーズ進出を逃す巨人は3回に坂本勇人、阿部慎之助のタイムリーで2点を奪い幸先よく先制する。

 先発した沢村拓一は6回を7安打無失点の好投。7回に2番手の山口鉄也が井端弘和にタイムリーを浴びるも、8回に阿部がタイムリーを放ちリードを広げた。最後は西村健太朗が抑え勝利。この試合に勝利した巨人は2連勝で、日本シリーズ進出を果たした。

【阪神】
14年10月12日 ファーストステージ第2戦
△ 阪神 0 - 0 広島 △
広|000 000 000 000|0
神|000 000 000 00X|0
→前年と同じ広島とのカードとなったこの年のCSファーストステージ。13年は広島が連勝でファイナルステージに駒を進めたが、この年は阪神が第1戦に勝利。

 迎えた第2戦は、能見篤史(阪神)と大瀬良大地(広島)の息詰まる投手戦となった。両投手とも無失点に抑え、阪神は9回から守護神の呉昇桓がマウンドへ。呉昇桓は来日初めて3イニングを投げ無失点。12回表はセットアッパーの福原が0に抑え、13年に制定された12回表終了時点でのステージ勝者確定による打ち切り制度により、阪神が球団史上初めてファイナルステージに駒を進めた。

<パ・リーグ>
【ソフトバンク】
11年11月3日 ファイナルステージ第3戦
○ ソフトバンク 2x - 1 西武 ●
西|000 000 000 100 |1
ソ|000 000 000 101x|2
勝:馬原
敗:牧田
→この年、リーグ2連覇を達成したソフトバンク。前年はファイナルステージでロッテに敗れ日本シリーズ出場を逃した。

 11年は初戦、第2戦に勝利し早くも王手をかける。第3戦は杉内俊哉(当時ソフトバンク)、涌井秀章(当時西武)の投げ合いは両投手9回まで一人も走者をホームに許さない。延長10回に西武がフェルナンデスのタイムリーで先制するも、ソフトバンクもその裏、長谷川勇也のタイムリーで同点に追いつく。12回に長谷川がタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。8年ぶりに日本シリーズ進出を決めた。

【日本ハム】
09年10月21日 ファイナルステージ第1戦
○ 日本ハム 9x - 8 楽天 ●
楽|010 200 302 |8
日|100 000 035x|9x
勝:林
敗:福盛
→日本ハムはCS史上で最も印象に残るサヨナラ勝ちを収めた。

 4点ビハインドの9回一死から、田中賢介、森本稀哲の連打でチャンスを作ると、続く稲葉篤紀がタイムリーを放ち1点を返す。4番の高橋信二が四球を選び一死満塁とすると、スレッジがレフトスタンドへCS史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打を放った。エースのダルビッシュが故障でファイナルステージに登板することが出来なかったが、この勝利で勢いに乗った日本ハムは4勝1敗で日本シリーズ出場を果たした。

【ロッテ】
10年10月19日 ファイナルステージ第6戦
● ソフトバンク 0 - 7 ロッテ ○
ロ|000 040 030|7
ソ|000 000 000|0
勝:成瀬
敗:杉内
→3勝3敗で迎えたファイナルステージ第6戦。3位から日本シリーズ出場を目指すロッテが、リーグ制覇したソフトバンクと対戦した。

 試合が動いたのは5回、ロッテが井口資仁の死球、サブローの四球、今江敏晃の2点タイムリーで4点を先制。攻撃の手を緩めないロッテは8回にも、金泰均のタイムリー、大松尚逸の2ランでリードを広げ試合を決めた。ロッテは史上初めてシーズン3位から日本シリーズ進出を決め、日本一に輝いた。

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