22日にプロ野球ドラフト会議が行われ、注目された高橋純平（県岐阜商）が3球団競合の末、ソフトバンク、オコエ瑠偉（関東一高）は楽天が外れ1位で交渉権を獲得した。

　また、高卒入社3年目の社会人がドラフト解禁であるため、「大谷・藤浪世代」の竹安大知（熊本ゴールデンラークス）、青山大紀（トヨタ自動車）などが指名を受けた。

　そして「大谷・藤浪世代」の大学生たちは来年4年生を迎え、多くの選手がプロ入りすることが予想される。

　中でも、田中正義（創価大）はドラフトの目玉となりそうだ。大学ジャパンに選出された田中は、6月29日にNPB選抜との壮行試合で、7者連続三振を奪うなど8つの三振を奪い衝撃を与えた。秋のリーグ戦では、9月19日の共栄大1回戦でノーヒットノーランを達成するなど、6勝0敗。防御率は驚異の0.00を記録。来年のドラフトまでにどこまで、成長を遂げるか楽しみな存在だ。

　大阪桐蔭高時代にエース・藤浪晋太郎の控え投手だった沢田圭佑（立教大）も注目。1年春からベンチ入りし、同年秋のリーグ戦と2年秋のリーグ戦では5勝をマークした。今秋のリーグ戦はここまで1勝だが、高い制球力を誇っている。

　野手では走攻守三拍子が揃った吉川尚輝（中京学院大）、巧みなバッティングコントロールが魅力の佐藤拓也（立教大）などがいる。

　その他、全日本大学野球選手権で準優勝に導いた生田目翼（流通経済大）や、柳裕也（明治大）、加藤拓也（慶応大）、浜口遥大（神奈川大）など注目な投手陣が多い。

　来年のドラフトまでに彼らがどこまで力を付けるか目が離せない。

【来年のドラフトで注目な大谷・藤浪世代の大学生】
田中正義（創価大）
沢田圭佑（立教大）
吉川尚輝（中京学院大）
佐藤拓也（立教大）
生田目翼（流通経済大）
柳裕也（明治大）
加藤拓也（慶応大）
浜口遥大（神奈川大）