ニュース 2015.11.08. 16:26

ドラフト3選手を擁するホンダが決勝進出 延長11回サヨナラ勝ち

社会人野球日本選手権・準決勝
○ ホンダ 1x - 0 大阪ガス ●
<11月8日 京セラD大阪>

 ホンダ(関東・埼玉)が延長11回の投手戦を制し、大阪ガス(近畿・大阪)にサヨナラ勝ち。準優勝に終わった2009年以来となる決勝進出を決めた。

 ホンダは0-0の11回、一死二塁のチャンスを作ると、2番小手川がボテボテの三塁ゴロを放った。この打球に対し二塁走者が三進を試みると、捕球した三塁手の送球を、ベースカバーに入った大阪ガス先発・小畑が後逸。ボールがファウルグラウンドを転々とする間に、二塁走者がサヨナラのホームを駆け抜けた。

 試合は終始、大阪ガスのペースだったが、ホンダは投手陣が揃って好投。先発の福田大が5回を無失点で乗り切ると、6回からは先のドラフトで広島から6位指名された仲尾次オスカルが2回1/3を1安打投球。3番手の福島も大阪ガス打線に決定打を許さず、11回裏のサヨナラを呼び込んだ。

 ホンダの長谷川監督は試合後「相手打線の2巡目以降がポイントになると思っていたので、早めの継投で行こうと最初から決めていました」と完封リレーの投手陣を称賛。好リリーフが光った3番手の福島は「関東の代表として、テッペン取れるように頑張りたいです」と、9日の決勝戦へ向け声を弾ませた。

 ホンダは仲尾次オスカル以外にも、「3番・遊撃」でフル出場した阿部が中日から5位指名。日立製作所(茨城)との準々決勝で完封した石橋も楽天5位の指名と、ドラフト指名選手を3人擁する。阿部はこの試合も4打数無安打に倒れ、大会を通じて15打数1安打と不調だが、決勝では快音を響かせ、チームを1985年以来の選手権制覇へ導いてほしいところだ。
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