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ドラフトでは過去最多の7選手が指名 躍進する沖縄出身選手たち

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3月に行われた欧州代表との親善試合で、日本代表デビューを果たした中日の又吉[Getty Images]
 10月22日にプロ野球のドラフト会議が行われ、沖縄出身の上原健太投手(広陵高-明大)と多和田真三郎投手(中部商高-富士大)が、それぞれ日本ハムと西武に1位指名された。

 さらに大城滉二内野手(興南高-立大)、与那原大剛投手(普天間高)も、それぞれオリックスと巨人から3位指名。ほかにも、ヤクルト4位の日隈ジュリアス投手(高知中央高)、広島6位の仲尾次オスカル投手(カントリーキッズ高-白鴎大-ホンダ)、西武8位の国場翼投手(具志川高-第一工大)と、沖縄にゆかりのある選手が7名も指名を受けた。

 地元紙『沖縄タイムス』によると、県関係選手の1位での複数指名は史上初。全体で7選手の指名も過去最多だという。

 今年はプロ野球界でも沖縄選手の活躍が光った。ロッテでは9年目の大嶺祐太が自己最多の8勝(7敗)をマーク。5月から先発ローテーションに定着し、チームの3位躍進に貢献。5月10日の西武戦では弟の翔太とお立ち台に上がり、「こんな日が来るとは思っていなかった」と声を弾ませた。

 ロッテでは外野手の伊志嶺翔大も8月以降いい働きを見せ、こちらもラッキーボーイ的な活躍でCS進出に貢献。大卒左腕の川満寛弥、大嶺翔太らは伸び悩んだが、こちらは来季以降の飛躍に期待したい。

 パ・リーグでは他にも、楽天の伊志嶺忠が非凡な打撃センスを披露。ソフトバンクの島袋洋奬は9月25日のロッテ戦でプロデビューを果たし、同じく甲子園を沸かせた東浜巨とともに、来季以降の飛躍が期待される。

 セ・リーグではヤクルトの比屋根渉が、1番打者として出場機会を増やしチームの日本シリーズ進出に貢献。昨年トレードで加入したベテランの新垣渚も、シーズン中盤はローテーションの谷間を埋める働きを見せた。

 巨人の宮国椋丞は中継ぎで39試合に登板し、防御率2.94をマーク。DeNAの嶺井博希は後半戦から先発マスクが増え、来季は正捕手候補筆頭としてさらなる飛躍が求められる。中日の又吉克樹は2年目のジンクスに苦しんだが、それでも入団から2年連続の60試合登板を果たし防御率3.36をマーク。今季の悔しさを糧に、3年目の来季も勝ちパターンの一角を担ってほしいところだ。

 2月には多くのプロ球団がキャンプで訪れ、環境面も充実している沖縄。ここ数年は安定して好素材を輩出しており、県出身選手の割合も右肩上がりになっている。あとは一時代を築くようなスター選手が現れ、「沖縄出身のプロ野球選手は大成しない」というジンクスを打ち破ってほしいところだ。
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