ニュース 2014.08.05. 18:08

『死のロード』はもう古い! ヤクルトを襲うさらに過酷な日程とは!?

 一昔前までは、毎年この時期に『死のロード』と呼ばれる阪神の長期遠征がプロ野球の名物となっていた。夏の全国高校野球開催のために、本拠地・甲子園球場を高校球児に明け渡した阪神が、3週間近くにも及ぶ遠征をどう乗り切るか。阪神ファンのみならず、プロ野球ファンにとっても関心事の一つであったが、大阪に誕生した京セラドームを阪神が使用するようになり、いつの間にか『死のロード』という言葉自体を聞くことが少なくなった。

 一抹の寂しさは残るものの、試合日程の公平さという点では健全なのかもしれない。阪神だけが厳しい状況下で夏場の大事な時期を過ごすことは、たしかに理不尽な話だ。

 しかし、現在の野球界には『死のロード』に匹敵する理不尽な試合日程が組まれている。それは、下記の数字からも明らかだ。

巨人…12
阪神…12
広島…12
中日…5
DeNA…20
ヤクルト…23

 上記は8月に予定されている屋外球場での試合数である。(7月31日時点での8月度試合日程より算出)

 連日、各地で35度以上の真夏日を記録している現代の日本では、ナイターが開催される18時時点で30度を超えている日も多い。いくら日が沈んだ後とはいえ、気温30度の屋外球場で試合を行えば、選手達の体力消耗は間違いなく激しいはず。

 その点で考えると、ヤクルトは8月の全26試合のうち23試合が屋外球場と厳しい日程が組まれている一方、もっとも少ない中日はわずか5試合のみ。この差がどれくらい影響を与えるかは定かではないが、間違いなく、毎日出場する野手やリリーフ投手陣には、コンディション調整の面でハンデがあると見るのが自然な考え方である。

 本拠地・神宮球場が屋外だから仕方なし、ということは重々承知しているし、来季以降は同じく屋外球場を主戦場にしている広島やDeNAが割を食う可能性もある。また、夏期休暇を見込んだ営業面の都合も理解できるし、決して「日程を組んだ担当者が悪い」という話ではない。

 ただ、東南アジアのような気候といっても言い過ぎではない昨今の日本において、真夏に屋外球場で開催する試合数を、ある程度調整してもいいのではないだろうか。選手や審判団も熱中症で倒れる昨今。とにかく今夏は、ヤクルトの“酷暑シリーズ”を注視したいと思う。

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