ニュース 2014.08.05. 14:07

無名の高校時代から世界一へ 上原が考える“プロフェッショナル”とは

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4日に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場したレッドソックス・上原浩治 [Getty Images]
 4日に放送されたNHKのドキュメント番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、レッドソックスの上原浩治投手が登場。同番組では、今年4月から開始した密着取材を中心に、上原がこれまで歩んできた道のりや現在の苦悩などを紹介した。

 番組は、上原が自ら車を運転し、本拠地フェンウェイ・パークへ向かう場面からスタート。ナイトゲームの場合、誰よりも早い約7時間前に球場入りし、試合前の練習では約70メートルの遠投でのウォーミングアップにこだわるなど、入念に準備を進める上原の姿に迫った。

 その後は、無名だった高校時代、頭角を現した大学時代、1年目から20勝を挙げながらもケガに苦しんだ巨人時代を経て、33歳で海を渡ってきた上原の歩みを回想。さらには、レンジャーズ時代に経験した「初めて自ら逃げてしまった四球」という苦い思い出を紹介し、憧れの舞台に立ちながらも、なかなか結果を残せない日々を振り返った。

 終盤には、現地時間6月21日のアスレチックス戦で上原が救援に失敗したシーンを挙げながら、持ち球がストレートとスプリットの2種類のみの上原に対して、敵チームが早いカウントから打ってきていることを指摘。昨年、チームを世界一に導いた絶対的守護神を打ち崩すべく徹底的に研究されていたのだ。翌22日も上原は9回から登板し、2本の本塁打を浴び、同点にされてしまう。だが、10回に主砲オルティスが逆転弾を放ち、上原はその裏をしっかりゼロに抑え、勝利をもぎとった。

 苦しみながらも目の前の状況に立ち向かい、なんとか打開しようと戦い続ける上原。番組のラスト、恒例の「プロフェッショナルとは?」という問に対しては、「結果どうこうよりも、その結果を求めるために、しっかりと準備している人。周りに流されない人。やっぱりそういう人がプロで細く、細くというか、長く成功している人だと思うんで」とコメント。来年40歳を迎えるものの、勝利のためにしっかりと準備を怠らない自らの姿勢に重ね合わせていた。

 なお、上原が登場する今回の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、7日(木)24:40~NHK総合にて再放送される。

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