西武は5日、南郷春季キャンプでテスト中だった木村昇吾の入団を発表。背番号は「0」に決まった。

　木村昇吾は昨オフに広島からFA宣言。移籍先を探すも獲得を希望する球団は現れず、また広島がFA権を行使したうえでの残留、いわゆる“宣言残留”を認めなかったため、所属先未定のまま時間だけが過ぎていった。

　進展があったのは昨年末のこと。西武が春季キャンプに招待し、そこで入団テストを行うことを発表。迎えた2月1日、背番号なしのユニフォームでキャンプを迎えた35歳は、晴れて自らの背番号を勝ち取った。

　脇谷亮太が巨人へと移籍したチームにおいて、左打ちで内野ならどこでも守れるという木村のユーテリティ性は大きな魅力。また、35歳という年齢は渡辺直人、新加入の竹原直隆とともにチーム最年長。チームを引っ張っていく存在としても期待がかかる。

　ちなみに、木村昇吾の加入が決まったことで、西武に在籍している「しょうご」は5人に増えた。木村姓も27歳の外野手・木村文紀がおり、木村昇吾の“呼ばれ方”にもひとつ注目したい。

▼ 西武の「しょうご」
#0　木村昇吾（内野手／35歳）
#23　野田昇吾（投手／22歳）
#55　秋山翔吾（外野手／27歳）
#65　斉藤彰吾（外野手／26歳）
#77　赤田将吾（ファーム育成コーチ／35歳）