ニュース 2016.02.11. 12:35

体型や投球スタイルが酷似 ルーキーたちが大物に例えられることが多い?

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高校時代U18日本代表に選ばれた中日の小笠原慎之介
 プロ入りしたばかりの投手は、松坂二世、○○のダルビッシュと呼ばれるなど、体型や投球スタイルなどが似ていると、このように例えられることが多い。昨季13勝を挙げた武田翔太(ソフトバンク)もプロ入り当初は、ダルビッシュ二世と呼ばれていた。

 昨年のドラフトでプロ入りした投手を見てみると、中日に1位入団した小笠原慎之介が、阪神スカウトにボールの質と球威が阪神の藤浪晋太郎に近いことから「左の藤浪」と評価された。小笠原は左投げ、藤浪は右投げと異なるが、高校時代に全国制覇を成し遂げたという共通点がある。左肘の状態が順調で、オープン戦で結果を残すことができれば、今シーズン中に藤浪と投げ合うことも不可能ではない。

 広島のドラフト1位・岡田明丈は、キレのあるストレートを見た巨人のスコアラーからダイエー・ソフトバンクでエースとして活躍した斉藤和巳氏のようだと評価されている。7日には、プロ入り後初めてフリー打撃に登板し、現役時代の斉藤氏を彷彿とさせる力強いストレートを披露。天谷宗一郎、田中広輔に対して合計42球を投げだが、打たれた安打はわずかに3本に抑えている。斉藤氏は現役時代の晩年は故障に泣いたが、03年に20勝を挙げた。1年目から斉藤氏の全盛期のような活躍は難しいだろうが、1日でも早くそこに近づきたいところだ。

 その他、DeNAの今永昇太は98年日本一の時のエース・野村弘樹氏、巨人の桜井俊貴はストレートがホップすることから藤川球児(阪神)似と言われている。○○に似ていると評価される投手たちは、プロで本家を超える活躍ができるだろうか。
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