ニュース 2016.02.17. 18:00

160キロ超、通算○発…チームの命運握る新助っ人のここまでは?

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中日の新助っ人・ビシエド
 キャンプも終盤に入り、各球団紅白戦や練習試合がスタート。入団前に“メジャー通算○発”、“最速○キロ”といった触れ込みで入団した助っ人たちは、ここまでキャンプをどのように過ごしているだろうか。

 メジャー通算66本塁打を記録したビシエド(中日)は、13日に行われた韓国・起亜との練習試合で豪快な一発を放った。3点リードの3回、起亜のホンが投じた変化球をフルスイングすると、吹き戻される逆風をものともせず、レフトスタンドに着弾。課題とする長打不足を解消するために獲得した助っ人は、ここまで見込み通りの働きを見せている。

 ビシエドと同じくメジャー経験のあるギャレット(巨人)も、シート打撃で変則サイド左腕の公文克彦からライトポール中段に消える一発を放った。メジャー時代は左投手を苦手にしていたが、高橋由伸監督は「打席に立っていけば、問題ないと思う」と評価する。

 投手陣を見てみると、“最速166キロ”を誇るコーディエ(オリックス)は、2月という時期もあり160キロの速球を記録できていないが、150キロ近いストレートを投げ込んでいる。12日にはフリー打撃に初登板し、打者3人に30球を投げ、安打性の当たりを4本に抑えた。新守護神候補は、まずまずのスタートを切っている。

 同じく166キロの触れ込みで入団したハイメ(中日)は、右肩の違和感を訴え9日に二軍落ち。他の投手陣はブルペンに入り積極的に投げ込む中、ハイメは第3クールに突入しても長い距離のキャッチボールを行えない状況だった。

 ストレートのスピードで話題に上がった投手では、最速163キロ右腕のリズ(楽天)もいる。速球に注目されがちだが、スライダーやチェンジアップなど変化球も多彩。また、先発と抑えの両方をこなせる器用さを持ち合わせており、評価は上がっている。外国人枠を勝ち取るためにも、今後は実戦で結果を残すことが重要になっていきそうだ。

 20日からオープン戦が始まると、開幕一軍に向けた争いが激化する。“メジャー通算○発”“最速○キロ”と呼ばれた助っ人たちの真価が問われることになりそうだ。

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