2015年シーズンは、助っ人の当たり年だったと言われている。
セ・リーグで最優秀防御率のタイトルを獲得したジョンソン(広島)に、最高勝率のマイコラス(巨人)。パ・リーグでは開幕こそ出遅れるも、15試合で9勝負けなしでチームの優勝と日本一に大きく貢献したバンデンハークなど、特に新外国人投手の活躍が光った。
プロ野球の世界では、1年目に新人王を獲得したり、大活躍した選手が、翌年になると別人のように成績を落とすということがある。いわゆる“2年目のジンクス”と呼ばれるものだ。
相手から研究され、徹底マークに合うことなどが要因として挙げられるが、これは日本人のみならず助っ人にも当てはまるのではなかろうか。
例を挙げると、野手では2014年に途中入団ながら34本のアーチを描き、本塁打王のタイトルを獲得したメヒア(西武)が、昨季成績を大きく落とした。
初めて日本のキャンプを迎えた昨年は、約10キロ近く体重を増やして来日。オフの期間にあまり練習してこなかったことも関係しているのか、キャンプのフリー打撃は散々なもので、大きく不安視されていた。
シーズンが開幕すると、調整の遅れに加えて他球団から研究されたこともあり、3・4月と7月の月間打率は1割台と低迷。最終的には本塁打こそ27本を記録したものの、前年比でマイナス7本。打率は14年の.290から一気に.235まで大きく落とすという結果に終わった。
メヒアの前にも、2013年にパ・リーグ本塁打王に輝いたアブレイユ(当時日本ハム)が同様だった。
2年目の2014年に明らかな体重オーバーで来日すると、キャンプは体重増加による調整不足で別メニュー調整へ。さらに腰痛による長期離脱も重なり、シーズン途中に解雇された。
しかし、失敗例ばかりではない。
1年目の13年に規定打席不足ながら打率.350を記録したルナ(現広島)は、14年にも打率3割をクリア。10年に214安打を放ち最多安打となったマートン(前阪神)も、翌年も同じタイトルを獲得しており、不振に陥ることなく活躍した助っ人もいるのだ。
加えて、投手の方はというと、1年目に活躍するとそのまま2年目も結果を残しているというパターンが多い。
14年セーブ王の呉昇桓は、1年目に比べると打ち込まれるシーンが増えたものの、2年連続でリーグ最多セーブの活躍。阪神の守護神として、チームに欠かせない存在感を発揮した。
3年連続60試合登板中のマシソン(巨人)も、12年に40試合に登板して、10セーブ、防御率1.71を記録すると、2年目の13年はセットアッパーの山口鉄也、抑えの西村健太朗とともに勝ち試合の中継ぎを務め、リーグ最多40ホールドをマーク。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。
昨季はマイコラス、ジョンソン、バンデンハークの他にも、ポレダ(巨人)やレアード(日本ハム)などが来日初年度にチームの軸として活躍した。
“2年目”の今季は相手チームから警戒され、さらに厳しいマークにあうことが予想される。その中でも1年目のような、またはそれ以上の活躍を見せることができるだろうか。
セ・リーグで最優秀防御率のタイトルを獲得したジョンソン(広島)に、最高勝率のマイコラス(巨人)。パ・リーグでは開幕こそ出遅れるも、15試合で9勝負けなしでチームの優勝と日本一に大きく貢献したバンデンハークなど、特に新外国人投手の活躍が光った。
プロ野球の世界では、1年目に新人王を獲得したり、大活躍した選手が、翌年になると別人のように成績を落とすということがある。いわゆる“2年目のジンクス”と呼ばれるものだ。
相手から研究され、徹底マークに合うことなどが要因として挙げられるが、これは日本人のみならず助っ人にも当てはまるのではなかろうか。
例を挙げると、野手では2014年に途中入団ながら34本のアーチを描き、本塁打王のタイトルを獲得したメヒア(西武)が、昨季成績を大きく落とした。
初めて日本のキャンプを迎えた昨年は、約10キロ近く体重を増やして来日。オフの期間にあまり練習してこなかったことも関係しているのか、キャンプのフリー打撃は散々なもので、大きく不安視されていた。
シーズンが開幕すると、調整の遅れに加えて他球団から研究されたこともあり、3・4月と7月の月間打率は1割台と低迷。最終的には本塁打こそ27本を記録したものの、前年比でマイナス7本。打率は14年の.290から一気に.235まで大きく落とすという結果に終わった。
メヒアの前にも、2013年にパ・リーグ本塁打王に輝いたアブレイユ(当時日本ハム)が同様だった。
2年目の2014年に明らかな体重オーバーで来日すると、キャンプは体重増加による調整不足で別メニュー調整へ。さらに腰痛による長期離脱も重なり、シーズン途中に解雇された。
しかし、失敗例ばかりではない。
1年目の13年に規定打席不足ながら打率.350を記録したルナ(現広島)は、14年にも打率3割をクリア。10年に214安打を放ち最多安打となったマートン(前阪神)も、翌年も同じタイトルを獲得しており、不振に陥ることなく活躍した助っ人もいるのだ。
加えて、投手の方はというと、1年目に活躍するとそのまま2年目も結果を残しているというパターンが多い。
14年セーブ王の呉昇桓は、1年目に比べると打ち込まれるシーンが増えたものの、2年連続でリーグ最多セーブの活躍。阪神の守護神として、チームに欠かせない存在感を発揮した。
3年連続60試合登板中のマシソン(巨人)も、12年に40試合に登板して、10セーブ、防御率1.71を記録すると、2年目の13年はセットアッパーの山口鉄也、抑えの西村健太朗とともに勝ち試合の中継ぎを務め、リーグ最多40ホールドをマーク。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。
昨季はマイコラス、ジョンソン、バンデンハークの他にも、ポレダ(巨人)やレアード(日本ハム)などが来日初年度にチームの軸として活躍した。
“2年目”の今季は相手チームから警戒され、さらに厳しいマークにあうことが予想される。その中でも1年目のような、またはそれ以上の活躍を見せることができるだろうか。