肉体改造に新球マスター、それぞれに手応え
日本ハムが27日、沖縄・名護キャンプを打ち上げ、大谷翔平選手が「やりたいことができた」と充実の1カ月間を振り返った。
チームはこの日、広島と練習試合を行い1-2で敗戦。試合後はマウンドを中心に輪を作り、大野選手会長が「アリゾナから名護と、過密でしたが充実したキャンプができました。栗山監督を1度だけではなく、2度胴上げできるように頑張って行きましょう」などと挨拶。最後は一本締めで、米アリゾナからスタートした春季キャンプを打ち上げた。
大谷は広島との練習試合に『5番・指名打者』でフル出場。4打数無安打2三振に倒れたが、「左(投手)の軌道などを見れて、その中でしっかりスイングできた。まだミスショット等あるが、そこを確実に捉えられるようになれば」と収穫面を挙げた。
一方、“投手・大谷”は今キャンプ順調そのもの。24日の韓国・起亜戦では3イニングを5奪三振無失点。新球・チェンジアップを解禁し、「カウントも取れて空振りも取れた。初めてにしては悪くないと思います」と手応えを口に。体重増による肉体改造については「(例年と)感覚も違うし投げ心地も違う。しっかり調整できれば良い方向に転ぶと思うし、いい取り組みが出来ていると思います」と納得の表情を浮かべた。
3月25日(対ロッテ・QVC)の開幕マウンドへ向けては、「今後も課題を1つひとつ消化してきればいいかなと思います」と大谷。「名護自体はいつもより(期間が)少なかったですけど、初めてのアリゾナを含めて自分がやりたいことはできました」と、充実の表情でプロ4年目の春季キャンプを終えた。