新天地ではセットアッパーとして期待
かつて阪神の抑えとして活躍したカージナルスの呉昇桓投手が5日(日本時間6日)、オープン戦初登板となったマーリンズ戦で好リリーフを見せた。
呉昇桓は3回二死満塁のピンチで2番手として登板。打席のリアルミュートに対し初球はボールとなったが、2球目の直球で左飛に打ち取りピンチを脱した。続く4回も落ち着いて三者凡退に退け、打者4人に対し無安打無失点。この日は4回からの登板を予定していたが、突然の出番にも動じることはなかった。
呉昇桓は韓国プロ野球で歴代最多の通算277セーブを挙げ、2014年に阪神に移籍。昨季まで2年連続でセーブ王に輝き、日本での通算成績は127試合登板、4勝7敗80セーブ、防御率2.25だった。
阪神は残留交渉を進めていたが、かつてマカオでカジノに興じたとして韓国検察から単純賭博罪で起訴され、罰金の略式命令を受けた。これを受け阪神は、昨年末の捜査段階で再契約交渉を打ち切り。同投手はその後メジャー球団との交渉を進め、年が明けた1月11日にカージナルス入団が発表された。
新天地では昨季48セーブを挙げたローゼンタルへ繋ぐセットアッパーとして期待されており、背番号は『26』に決まった。