打者6人に対し、初球すべてストライク
ドジャースの前田健太投手が5日(日本時間6日)、ダイヤモンドバックスとのオープン戦に先発登板し、2回を1安打2奪三振無失点と好投した。
前田は初回、1番アーメッドの初球にキレのある直球を投げ込むと、1ボール2ストライクと追い込んだあと、外角へカットボールを投げ込み右飛に打ち取った。続く2番ラムに対しても、ストライク先行で2ボール2ストライク。5球目のスライダーは高めに浮いたが、打者が手を出し初三振を奪った。
3番ゴスリンには内角のツーシームを上手く打たれ三塁線への二塁打を許したが、続くぺラルタの初球、三盗を試みたゴスリンを捕手・グランダルの好送球で盗塁死に。初回は二死から得点圏に走者を背負ったが、女房役のアシストもあり無失点で切り抜けた。
2回もマウンドに上がった前田は、打ち直しとなった先頭のぺラルタを一ゴロ。ベースカバーの動きも軽快で、フィールディングの良さもアピールした。5番ウィークスも三ゴロに打ち取り2アウト。最後は6番デュルーリーを外角低めの見事なスライダーで見逃し三振に仕留め、予定の2イニングを投げ終えた。
前田は初のオープン戦登板で2回28球を投げ、1安打2奪三振無失点の好投。打者6人に対し、初球はすべてストライク。前評判通りの制球力を発揮し、降板時はドジャースファンから喝采を浴びた。