「似合うように頑張っていきます!」
ドジャースの前田健太投手が現地時間20日(日本時間21日)、アリゾナ州グレンデールでメジャー1年目のキャンプ初日を迎えた。
ドジャーブルーのユニフォームに身を包んだ前田は、ランニングやフィールディングなど、バッテリー組の練習メニューを精力的に消化。練習後は自らのブログを更新し、「無事に初日を終えることができました。青のユニフォームが見慣れないと思いますが、徐々に似合うように頑張っていきます!」とファンに報告した。
2日目はブルペンに入る予定で、「試合で投げられるように調整していきたい」とオープン戦登板に備える。
オフは「負け組」扱いも、精鋭揃うドジャース先発陣
チームは昨季19勝3敗、防御率1.66を記録したザック・グリンキーの引き留め失敗に始まり、マリナーズの岩隈久志、ロイヤルズの世界一に貢献したジョニー・クエト、そしてレッズの守護神アロルディス・チャップマンの獲得も空振りに終わった。大物に触手を伸ばしたものの、新たに加わった主力級は前田とスコット・カズミヤーくらい。大人しい補強に、地元メディアやファンから批判を受けた。
それでも前田が加わる先発陣には、大黒柱のクレイトン・カーショーに前述のカズミヤー。さらに2年連続2ケタ勝利を誇るアレックス・ウッド、昨季10勝のブレッド・アンダーソン、左肩の手術で昨季を全休した柳賢振と、良質な左腕を有する。右投手でもマイケル・ボルシンガー、カルロス・フリアスらがおり、前田は彼らと先発ローテーションを争うことになる。
渡米前は広島でチームメイトだった黒田博樹に助言を受け、現地到着後は岩隈やダルビッシュ有(レンジャーズ)ともコミニュケーションを取り、彼らの成功体験に耳を傾けた。
慣れないボールやマウンドなど、適応力も求められるが「WBCなどで慣れはあったのであまり違和感はない。今のところは大丈夫です」と右腕。「ゆっくり結果を残すことを考えている選手なんていない。開幕に合わせないといけなないし、まずはオープン戦で結果を残せるように」と力を込めた。