3年連続130試合出場の正遊撃手
潰瘍性大腸炎で離脱していたオリックスの安達了一内野手が2日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)で実戦復帰を果たした。
安達は「1番・遊撃」で先発出場。第1打席は中飛、第2打席は四球、第3打席は三ゴロに倒れ、6回裏の守備からベンチに退いた。
快音こそ聞かれなかったが、守備では初回、1番上林の遊直、3番真砂の遊ゴロを軽快に処理。四球で出塁した4回は、けん制球に対し頭から帰塁。2番堤の二ゴロ併殺打で二塁にスライディングするなど、守備・走塁では無難な動きを披露した。
1月の自主トレ中に「潰瘍性大腸炎」が発覚。同病は厚生労働省から特定疾患に指定される難病で、安倍晋三首相が患ったことでも知られる。安達は約2週間の入院を経て2月10日に退院。一時は体重が70キロまで減少したが、現在は77キロにまで回復した。
福良一軍監督は正遊撃手の復帰に関し「1度でも9イニング出れたら上げる」と明言。順調に行けば来週中にも一軍復帰する見込みだ。