高山には負けん!オリの新1番ルーキーが快挙
オリックスのドラフト1位ルーキー・吉田正尚は1日、京セラドーム大阪で行われているオリックス-ロッテの1回戦に「1番・左翼」で先発出場。第1打席でロッテ先発の涌井から左安を放ち、開幕からの連続試合安打を「6」に伸ばした。
ルーキーによる開幕からの連続試合安打は、ドラフト制以降では1981年の原辰徳(巨人)、2001年の佐藤友亮(西武)の6試合が最高。吉田はこの記録に肩を並べた3人目の選手となった。
開幕から「1番」に抜擢され、ここまで6試合連続でスタメン出場を果たしている吉田。大学時代は日本代表の4番を務めるなど、どちらかと言うとスラッガータイプの打者であったが、プロでは状況に応じた打撃で1番打者としての仕事を全う。この試合前までの5試合で打率.304、出塁率は.333と申し分ない成績を残した。
ルーキーの1番打者というと、同じくドラフト1位で阪神に入団し、プロ初本塁打を初球先頭打者本塁打でド派手に達成した高山俊に注目が集まりがち。この記録に関しても、吉田は「高山が報道されているので知っていました」と笑い、同い年のルーキーにバリバリ対抗意識を燃やしていた。
結局、高山の連続安打は4試合で途切れたものの、吉田はその後も“1日1本”を継続。日々の積み重ねで快挙を掴んだ。
“若大将超え”の新記録は生まれるか、明日の試合のたのしみがひとつ増えた。