ニュース 2016.06.13. 12:30

史上最高勝率も見えた!強すぎソフトバンクが見据える“交流戦Vロード”

他球団もお手上げ…驚異的な強さを見せる王者


 ソフトバンクが強すぎる――。

 12日の巨人戦に勝利したソフトバンクが、2カード連続の3連勝で6連勝を記録。今シーズン60試合目にして早くも4度目となる6連勝。それもそのうち3回は8連勝だったというから、その強さは異次元だ。

 ここまで60試合消化で「40勝15敗5分」。勝率は驚異の「.727」。すでに「貯金25」...。メディアを躍らせる衝撃的な数字の数々に、他の11球団のファンからは「ソ・リーグを作って独立してくれ」などというコメントまで挙がっている。


今や主力!13年目の男が「“急上昇”中」


 中でも際立っているのが、次々と台頭してくるニューフェイスの活躍。日本一連覇中の王者でありながら、激しい競争の中で分厚い層をぶち破って出てくる選手たちが良い働きを見せているのだ。

 野手の筆頭株は城所龍磨。もともとは守備・走塁の切り札的存在としてチームに貢献してきた30歳が、13年目の今シーズン突如としてその才能を開花させた。

 昨年までの12年間のキャリアで589試合に出場してきた城所であるが、その中で立った打席はわずか320。12年間の通算安打も48という、まさに“守備の人”だった。それが今季は35試合・75打席で25安打をマーク。打率.373とその打棒を爆発させている。

 5月18日の日本ハム戦で代打起用に応える3ランを放ち、実に9年ぶりとなる一軍公式戦での本塁打を打ったかと思えば、6月12日の巨人戦では驚きの1試合2本塁打をマーク。もちろん持ち前の守備でもここまでに何度もチームを救っており、首位を快走するチームの中で欠かせない存在感を発揮しているのだ。

 かねてから“コアファン”が多いことでも知られている城所。決してレギュラーとは呼べない存在ながら、球場ではその登場を今か、今かと待ちわびるファンが多くいることから、「キドコロ待機中」と書かれたオリジナルの個人Tシャツが販売された。すると、このシャツをあのイチローがメジャーのキャンプで着用。日米で一躍有名になった。

 今年の大活躍を受け、球団は新たなグッズを製作。その名も「城所選手応援落書き Tシャツ」。従来の「待機中」となっていた部分が空白となり、「“(任意の文字)”中」と好きな言葉を書くことができるようになった。画期的なアイデアと斬新さが受け、ファンの間では大きな話題となっている。

 脇役から主役へ一気にのし上がった苦労人。注目度「“急上昇”中」の城所から、目が離せない。


ついに開花した期待のドラ1右腕


 投手では、期待されながらも伸び悩んできた2人の右腕が開花した。

 まずは先発として好投を続けている大卒4年目の東浜巨から。

 2012年のドラフト会議では、3球団による競合の末にソフトバンクが当たりを引き当てたという逸材。しかし、プロ入り後は壁にぶち当たり、昨年までの3年間はわずか6勝に留まっていた。

 ところが、今シーズンは4月15日に一軍昇格を果たすと、その日の楽天戦で勝利。1度リリーフ登板を挟み、5月5日の日本ハム戦で2勝目を挙げると、そのままローテーションに定着する。

 ここまで4勝負けなし、防御率は2.23。特にここ3戦は20回と2/3を投げて自責がわずか2と抜群の安定感を誇り、広島の黒田博樹、巨人・菅野智之というセ・リーグ屈指の好投手との投げ合いでも負けなかった。バンデンハークが一軍にいない今、安定感は一番と言っても過言ではない。

 また、先発陣を後ろから支えているのが、高卒9年目になる岩崎翔。かねてから期待を寄せられていた2007年の高校生ドラフト1巡目右腕は、自らの持ち場をリリーフというポジションに見出した。

 一軍昇格は5月8日、初登板は5月17日とやや出遅れた2016年シーズン。それでも8試合連続無失点と好投を続けてアピールすると、6月11日の巨人戦では6回からの3イニングリリーフで3年ぶりとなるセーブをマークした。

 短いイニングから長いイニングまでこなし、11試合の登板で防御率は1.20。強力ブルペン陣を支える新たな力となっている。


最高勝率Vの可能性も


 交流戦も残すところ2カード。現在6連勝中で、ここまで9勝2敗1分という圧倒的な成績を残しているソフトバンクは、もちろん首位を独走している。

 交流戦1位マジック「5」も点灯し、もはや優勝も秒読みとなってきた中、ソフトバンクに挑戦してもらいたいのが「最高勝率」の記録である。

 これまでの交流戦の最高勝率は、2011年にソフトバンクが記録した.818(18勝4敗2分)。これを超える条件は、以下のようになる。


勝-負-分 勝率
6-0-0 .882
5-0-1 .875
4-0-2 .867
3-0-3 .857
2-0-4 .846
1-0-5 .833
5-1-0 .824


 つまり「5勝する」か、「負けない」ことが必要になる。かなり厳しいハードルとなるが、残る2カードは現在リーグ戦・交流戦ともに最下位に苦しむヤクルトと、リーグ戦・交流戦ともに下から2番目とコチラも苦しんでいる阪神との対戦。これまでの勢いを見ていると、不可能ではない気もしてくる。

 このままいけばシーズン「95勝」ペース。ついには来週中の優勝マジック点灯まで噂されるようになった無敵の若鷹軍団。一体どこまで勝ち続けるのか、これからもソフトバンクの戦いから目が離せない。

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