山崎康、関根が小学校訪問、小学6年生55名と夢を語る
DeNAの山崎康晃と関根大気が23日、横浜市立本牧南小学校を訪れ、同小6年生を対象にした「夢」についての特別授業を行った。
この活動は、同球団選手会が実施している「星に願いを」プロジェクトの一環で、選手が小学校を訪問し、児童と夢を語り合い、“夢”を持つことの大切さを実感してもらうことを目的としている。
両選手が来校することは知らないまま体育館に集まった55名の児童。DeNAベイスターズの曲に合わせて山崎康と関根が登場すると、体育館には大きな歓声が上がった。
授業ではまず、児童が自らの夢を発表。「プロ野球選手になりたい」という男児に山崎康は、「DeNAの選手として頑張ってほしい」と激励した。また、「建築士になりたい」という児童には「僕が1億円稼ぐようになったら、僕の家を建ててくれますか?」と問いかける場面も見受けられた。
質疑応答の時間には、「どうしたらプロになれますか?」と質問した男児に、関根は「自分の力のなさに気づいた時、誰にも負けないくらい練習した。練習が一番の近道」とアドバイス。「辛いと思った時どうしますか」という問いには「自分は弱い人間だから、やめたい、きついと思うこともある。そういう時は、支えてもらっている周りの人の笑顔や喜ぶ顔を思い浮かべると頑張れる」と語った。
また、後半は両選手がキャッチボールを披露。児童たちからは「はやっ!!!」と興奮した声が上がった。さらに、児童とキャッチボールを行った両選手。「野球してるの?ポジションは?」、「ナイスボール」などと優しく声をかけていた。
授業終了後、「(授業を通じて)何か感じて将来頑張ってくれれば、勇気を与えられたのかな。自分自身でも良い機会になった。キャッチボールしながら、(自分にも)こんな時期があったな、と。刺激を受けましたね」と振り返った山崎康。また、直近の夢は「家を建てること」と話し、「あの、建築士になりたい子に、横浜の一等地に大きな二世帯住宅を建ててもらいたい」と母親思いの山崎康らしい夢を語った。さらに、取材陣から「家の注文は今オフ?」と問われると「まぁ、いずれ…(笑)」と言葉を濁した。
関根も「このように、子どもと接するのはすごく好きで、癒しにもなりますし、力ももらえる。夢を言葉にする児童が多かったのはすごい。みんなのいる前で手を挙げて発言することはすごく大事だと思うので、これからも頑張ってほしい。みんなの記憶に残る授業になったら」とコメントした。