24日に行われた鹿児島県大会の決勝、樟南-鹿児島実の一戦は、延長15回では決着がつかず1-1で引き分け再試合となった。再試合は26日(火)に予定されている。
今回のように地方大会の決勝戦で、引き分け再試合となったケースは何度かある。最近では2013年広島県大会決勝の広島新庄-瀬戸内の一戦がそうだった。広島新庄は現在巨人の先発ローテーションを任されている田口麗斗が先発し、瀬戸内は今秋ドラフト1位候補の現東京ガスの山岡泰輔が先発した。山岡が9回一死までノーヒットピッチングを披露すれば、負けじと田口も瀬戸内打線を無失点に抑える。0-0で迎えた延長13回に田口が無死満塁の大ピンチを招いたが、「何も考えずバッターにだけ集中した」と0で切り抜ける。結局試合は、延長15回0-0の引き分け。
1日休みを挟んで行われた再試合も、田口と山岡が先発した。この日も両投手、7回まで無失点に抑える好投。山岡は広島新庄打線が、自身のスライダーに慣れていることを察知。1戦目は15三振を奪ったが、2戦目は小さく曲がるスライダーを駆使し、凡打の山を築いた。
試合が動いたのは8回。田口が瀬戸内打線に捕まり、2試合を通じて初めてスコアボードに『1』が刻まれる。結局この1点が決勝点となり、瀬戸内が甲子園出場を決めた。敗れた田口は当時、「やりきったという気持ちだった」と悔しさよりも充実感が上回っていた。
06年の宮城県大会決勝の仙台育英-東北戦でも、引き分け再試合となっている。1戦目は仙台育英の2年生エース・佐藤由規(現ヤクルト)、東北のエース高山一輝の投げ合いは延長15回0-0の引き分け。
2戦目は再び仙台育英のエース・佐藤が先発し、9回を2失点に抑え、甲子園進出に導いた。ちなみに由規は、2試合合計で374球を投げ抜いている。
地方大会決勝での引き分け再試合はその他、78年佐賀県大会の佐賀学園-小城(優勝は小城)、02年福岡大会の柳川-九州国際大付(優勝は柳川)、04年大阪府大会の大阪桐蔭-PL学園(優勝はPL学園)、11年兵庫大会の東洋大姫路-加古川北(優勝は東洋大姫路)と、これまでに24日に行われた鹿児島大会の決勝を含めると7度ある。
今回のように地方大会の決勝戦で、引き分け再試合となったケースは何度かある。最近では2013年広島県大会決勝の広島新庄-瀬戸内の一戦がそうだった。広島新庄は現在巨人の先発ローテーションを任されている田口麗斗が先発し、瀬戸内は今秋ドラフト1位候補の現東京ガスの山岡泰輔が先発した。山岡が9回一死までノーヒットピッチングを披露すれば、負けじと田口も瀬戸内打線を無失点に抑える。0-0で迎えた延長13回に田口が無死満塁の大ピンチを招いたが、「何も考えずバッターにだけ集中した」と0で切り抜ける。結局試合は、延長15回0-0の引き分け。
1日休みを挟んで行われた再試合も、田口と山岡が先発した。この日も両投手、7回まで無失点に抑える好投。山岡は広島新庄打線が、自身のスライダーに慣れていることを察知。1戦目は15三振を奪ったが、2戦目は小さく曲がるスライダーを駆使し、凡打の山を築いた。
試合が動いたのは8回。田口が瀬戸内打線に捕まり、2試合を通じて初めてスコアボードに『1』が刻まれる。結局この1点が決勝点となり、瀬戸内が甲子園出場を決めた。敗れた田口は当時、「やりきったという気持ちだった」と悔しさよりも充実感が上回っていた。
06年の宮城県大会決勝の仙台育英-東北戦でも、引き分け再試合となっている。1戦目は仙台育英の2年生エース・佐藤由規(現ヤクルト)、東北のエース高山一輝の投げ合いは延長15回0-0の引き分け。
2戦目は再び仙台育英のエース・佐藤が先発し、9回を2失点に抑え、甲子園進出に導いた。ちなみに由規は、2試合合計で374球を投げ抜いている。
地方大会決勝での引き分け再試合はその他、78年佐賀県大会の佐賀学園-小城(優勝は小城)、02年福岡大会の柳川-九州国際大付(優勝は柳川)、04年大阪府大会の大阪桐蔭-PL学園(優勝はPL学園)、11年兵庫大会の東洋大姫路-加古川北(優勝は東洋大姫路)と、これまでに24日に行われた鹿児島大会の決勝を含めると7度ある。