21日は3校が甲子園へ名乗り
8月7日(月)に開幕する「第98回全国高校野球選手権大会」。聖地行きの切符をかけた争いも次第に激しさを増す中、きょう21日は新たに3校が甲子園への切符を掴んだ。
【北北海道・決勝】
ク|030 000 00X|3
北北海道の決勝は、クラーク国際が滝川西を破り、春夏通じて甲子園初出場。創部3年目での歓喜に沸いた。
クラーク記念国際高等学校は、北海道深川市に本部を持つ通信制の高校。日本全国にキャンパスを持ち、スポーツ界や芸能界に多くの出身者がいる。
野球部は2014年に北海道本校で創部。かつて駒大岩見沢高を率い、春夏通じて12回の甲子園を経験した佐々木啓司監督の指揮の下、創部3年目でのスピード出場を成し遂げた。
【青森大会・決勝】
○ 八戸学院光星 11 - 0 大湊 ●
大|000 000 000|0
八|108 100 01X|11
青森大会の決勝は、八戸学院光星が大湊に大勝。2年ぶり8度目の甲子園出場を決めた。
昨夏は決勝で三沢商にサヨナラ負けを喫し、甲子園の連続出場が3季連続で途切れた八戸学院光星。1年前の悔しさを成長したチームは、決勝の舞台でうっぷんを晴らすかのごとく大暴れを見せる。
初戦から6点、8点、7点、12点、9点と猛威をふるってきた打線が決勝でも爆発。3回一挙8得点の猛攻で大湊を圧倒すると、最後までつけ入るスキも与えずに頂点まで登りつめた。
【山形大会・決勝】
● 山形中央 8 - 10 鶴岡東 ○
鶴|000 100 500 22|10
山|100 030 020 20|8
延長戦へともつれこんだ山形大会の決勝は、鶴岡東に軍配。2年連続・5度目の甲子園出場を決めた。
大乱戦となった決勝戦。鶴岡東は1-4と劣勢の7回に一挙5点を挙げて試合をひっくり返すも、8回裏に2点を失って同点。そのまま6-6で延長戦へと突入する。
10回、鶴岡東は2点を勝ち越すも、山形中央も意地を見せて同点に。それでも鶴岡東が11回にもう2点を取ると、最後は一死満塁のピンチをしのいで逃げ切った。