第98回 高校野球選手権大会
中京 12 - 4 大分
<1回戦 8月8日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は、8日に大会2日目を迎えた。第2試合では2年ぶり2度目の出場を果たした大分(大分)が甲子園初勝利に挑んだが、中京(岐阜)に4-12の完敗を喫した。
16安打で12得点を挙げた相手に対し、大分は12安打を放ちながらも拙攻続きでホームが遠く、4人をつぎ込んだ投手陣も相手の強力打線を抑えられなかった。
先発はエース左腕・石本勝也(3年)。左打者をズラリ並べた中京打線に挑むも、初回の先頭打者に安打を許し、エラーも絡んでいきなり二塁のピンチを招くと、タイムリーであっさりと先制点を奪われてしまう。
続く2回は得点圏に走者を背負いながらも無失点で切り抜けたが、3回には1回とほぼ同じ形で追加点を奪われ、0-2とされた。
それでもその裏、味方打線が反撃を見せる。9番打者の冨田柳汰朗(3年)がライト線への強い打球を放ち、積極的な走塁で三塁を陥れると、続くトップバッターの束野克実(3年)がきっちり犠飛を放ってまずは1点を返す。
その後、二死となった後にヒットと死球で一、二塁とし、5番・沼本大河(3年)がセンター前に運んで同点。なおも打撃妨害で満塁としたが、続く打者はファーストファウルフライに倒れ、この回は同点止まり。追いついたものの、勝ち越しの好機は逃した。
直後の4回、再び石本がつかまる。一死満塁のピンチを招くと、タイムリーで勝ち越しを許した後、満塁弾を浴びてあっという間の5失点。ここまででKOとなる。
石本の後は背番号「13」のサウスポー岩崎晃(3年)が登板。タイムリーヒットで1点こそ許したが、後続は併殺に斬って取り、何とか踏みとどまった。
打線は6回にも一死二、三塁とチャンスを作ると、交代したばかりの相手2番手から束野がレフトへのタイムリー。諦めずに食らいつき1点を返すも、続く三浦拓人(2年)は併殺に倒れ、またしてもあと1本が出なかった。
7回も無死三塁から4番の山下海星(3年)のセンター前ヒットで1点を返して4-8と4点差に詰め寄ったが、毎回“次の1点”が遠く...。最後は8回に4点を奪われて力尽きた。
▼ 大分・松尾篤監督
「完全に力負け。ピッチャーは頑張ったが、相手の打線が1枚も2枚も上だった。選手は最後まで諦めずにやってくれた」
中京 12 - 4 大分
<1回戦 8月8日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は、8日に大会2日目を迎えた。第2試合では2年ぶり2度目の出場を果たした大分(大分)が甲子園初勝利に挑んだが、中京(岐阜)に4-12の完敗を喫した。
16安打で12得点を挙げた相手に対し、大分は12安打を放ちながらも拙攻続きでホームが遠く、4人をつぎ込んだ投手陣も相手の強力打線を抑えられなかった。
先発はエース左腕・石本勝也(3年)。左打者をズラリ並べた中京打線に挑むも、初回の先頭打者に安打を許し、エラーも絡んでいきなり二塁のピンチを招くと、タイムリーであっさりと先制点を奪われてしまう。
続く2回は得点圏に走者を背負いながらも無失点で切り抜けたが、3回には1回とほぼ同じ形で追加点を奪われ、0-2とされた。
それでもその裏、味方打線が反撃を見せる。9番打者の冨田柳汰朗(3年)がライト線への強い打球を放ち、積極的な走塁で三塁を陥れると、続くトップバッターの束野克実(3年)がきっちり犠飛を放ってまずは1点を返す。
その後、二死となった後にヒットと死球で一、二塁とし、5番・沼本大河(3年)がセンター前に運んで同点。なおも打撃妨害で満塁としたが、続く打者はファーストファウルフライに倒れ、この回は同点止まり。追いついたものの、勝ち越しの好機は逃した。
直後の4回、再び石本がつかまる。一死満塁のピンチを招くと、タイムリーで勝ち越しを許した後、満塁弾を浴びてあっという間の5失点。ここまででKOとなる。
石本の後は背番号「13」のサウスポー岩崎晃(3年)が登板。タイムリーヒットで1点こそ許したが、後続は併殺に斬って取り、何とか踏みとどまった。
打線は6回にも一死二、三塁とチャンスを作ると、交代したばかりの相手2番手から束野がレフトへのタイムリー。諦めずに食らいつき1点を返すも、続く三浦拓人(2年)は併殺に倒れ、またしてもあと1本が出なかった。
7回も無死三塁から4番の山下海星(3年)のセンター前ヒットで1点を返して4-8と4点差に詰め寄ったが、毎回“次の1点”が遠く...。最後は8回に4点を奪われて力尽きた。
▼ 大分・松尾篤監督
「完全に力負け。ピッチャーは頑張ったが、相手の打線が1枚も2枚も上だった。選手は最後まで諦めずにやってくれた」