ロッテ － オリックス
＜24回戦・QVCマリン＞

　ロッテの中村奨吾が、値千金の同点2ランを放った。

　CSクリンチナンバー1で迎えたオリックス戦。勝てばCSが決定する大事な試合も、9回表が終了した時点で2点を追う展開。打線は6回以降、毎回のようにチャンスを作りながらも得点することができず嫌な流れが続いていた。

　9回は先頭の鈴木大地がセンター前ヒットで出塁も、続く田村龍弘が右飛に倒れる。ここで中村に打席が回ってきた。中村は守護神・平野佳寿に対して、8球連続粘ると、3ボール2ストライクからの12球目。平野が投じた真ん中高めのストレートを振り抜くと、打球はレフトスタンドに突き刺す貴重な同点2ランとなった。

　同点弾を放った中村は「結構甘いボールが来ていたのですが、捉えられていなかったので、フォークは捨ててストレート1本狙っていきました。ホームランは、たまたまだですが、いい場面で久しぶりのホームラン気分はいいですね」と喜んだ。