ニュース 2016.10.06. 07:45

球界の課題!? 規定打席に到達した捕手は1人

 昨季規定打席に到達した捕手は、中村悠平(ヤクルト)、近藤健介(日本ハム)、森友哉(西武)、炭谷銀仁朗(西武)の4人。そのうち近藤と森は捕手登録されているが指名打者での出場が多く、12球団で規定打席に到達した捕手は実質2人だった。そして今季はどうだったかというと、規定打席に到達した捕手は小林誠司(巨人)のみだった。

 3年目の小林は、3月25日ヤクルトとの開幕戦でタイムリーを放てば、翌26日は猛打賞の活躍。課題としていた打撃が開花したかと思われたが、長くは続かなかった。4月を打率.202で終えると、5月以降も打率はあがらず。月間打率が5月(打率.161)と8月には(.152)と1割台と課題の打撃を克服することができず。それでも、高橋由伸監督はリーグトップの盗塁阻止率.356を誇った小林を我慢強く起用。最終的には打率リーグワーストの.204に終わったが、規定打席に到達した。

 規定打席に到達した捕手は小林だけだったが、田村龍弘(ロッテ)は6月に月間MVPを獲得するなど正捕手に近い存在になりつつある。9月に一時一軍を離れたが、離脱した期間がなければ十分規定打席に届いていただろう。

 DeNAのルーキー・戸柱恭孝は規定打席に届かなかったものの、124試合に出場。1年目から出場機会を多く与えられた戸柱だが、試合終盤に代打を送られるケースも多かったことも規定打席に届かなかった。

 また去年規定打席に到達した4人はというと、中村は開幕から先発マスクを被り続けてきたが、打撃不振に加え投手陣が打ち込まれるケースが多く、8月以降はベンチを温める日が続き規定打席に到達しなかった。炭谷は117試合に出場したが、シーズン終盤に代打を送られるケースや、9月以降は森友哉が先発マスクを被ることもあり届かず。打撃を売りにしていた近藤と森も、昨季よりも出場機会を減らした。

 規定打席に到達した捕手は小林だけだったが、田村、戸柱、杉山翔大(中日)といった若手は100試合以上出場しており、正捕手の座を掴みそうな選手は多い。来季は規定打席に到達する捕手が1人でも増えて欲しいところだ。

【12球団の捕手成績】
●日本ハム
大野奨太
109試 率.245 本5 点35

●ソフトバンク
鶴岡慎也
103試 率.251 本2 点26

●ロッテ
田村龍弘
130試 率.256 本2 点38

●西武
炭谷銀仁朗
117試 率.218 本1 点22

●楽天
嶋基宏
80試 率.271 本2 点17

●オリックス
若月健矢
85試 率.227 本0 点20

●広島
石原慶幸
106試 率.202 本0 点17

●巨人
小林誠司
129試 率.204 本4 点35

●DeNA
戸柱恭孝
124試 率.226 本2 点23

●阪神
原口文仁
107試 率.299 本11 点46

●ヤクルト
中村悠平
106試 率.187 本3 点37

●中日
杉山翔大
104試 率.260 本3 点27

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