今年の目玉、上位球団が競合
2016年度のプロ野球ドラフト会議が20日に都内で行われ、ソフトバンクが創価大・田中正義投手の交渉権を獲得した。
田中を巡っては、ロッテ、ソフトバンク、巨人、日本ハム、広島の計5球団が1位指名。抽選の結果、ソフトバンクの工藤公康監督が交渉権を引き当てた。
工藤監督は交渉権獲得に驚いた表情。コメントを求められると「日本を代表する投手を目指してほしい。戦力として考えている。開幕投手を目指すくらいのつもりで頑張ってほしい」と画面越しにメッセージを送った。
田中は最速156キロを誇る長身右腕。大学日本代表の一員として臨んだ昨年6月のNPB選抜戦では、衝撃の7者連続三振を奪い一気に注目度を高めた。今年は肩の故障で投げられない時期もあったがすでに復帰。今秋は8試合に登板し、チームの東京新大学野球秋季リーグ制覇に貢献した。