バースが退団
日本ハムは15日、バースの退団を発表した。
今季から日本ハムに加入したバースは、37試合に登板して、8勝8敗、防御率3.65の成績を残した。特に9月7日のロッテ戦から14試合連続無失点でシーズンを終えると、CS、日本シリーズでも好投。日本シリーズでは5試合に登板して3勝をマークし、10年ぶりの日本一に貢献した。
日本ハムを退団することになったバースだが、自身のTwitterで「私は2017年シーズンに向けてアメリカに戻ることを決めました」と報告している。
日本を経由して活躍した外国人は?
日本を経由して、アメリカに戻りメジャーで活躍した選手を見てみると、レンジャーズでダルビッシュとチームメイトのルイスが当てはまる。ルイスは03年にレンジャーズで10勝を挙げるも、その後は伸び悩み07年オフに広島へ移籍した。広島では2年連続最多奪三振に輝き、黒田博樹に代わるエースとして活躍。
10年から再びメジャーの舞台に戻ると、同年から2年連続2桁勝利を達成。来日前は制球に不安を抱えていたが、日本で制球力を向上させたことで、メジャー復帰後の活躍に繋がった。
今季、ルイス、ダルビッシュとチームメイトだったバーネットもそうだ。マイナーで97試合に登板するも、メジャーでは1度も登板がなかったバーネットは10年にヤクルトへ移籍。ヤクルトでは精神的に不安定で乱れるケースもあったが、6年間プレーし2度最多セーブのタイトルを獲得した。
日本で腕を磨いたバーネットは、15年オフにメジャー挑戦を決意。今季からプレーするレンジャーズでは、初登板でヤクルト時代の同僚・青木宣親にタイムリーを打たれるなど2点を許し敗戦投手となった。その後は安定した投球で53試合に登板して、7勝3敗、防御率2.09と抜群の成績を残した。
来季アメリカ球界復帰を目指すバース。来日前はメジャーで129試合に登板した右腕は、日本での経験を活かしメジャーのマウンドで活躍できるか注目だ。