ニュース 2016.12.04. 18:00

来季の所属先が決まっていない戦力外組

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DeNA時代の久保裕也
 今オフ戦力外となった田中浩康がDeNA、細川亨が楽天、柳瀬明宏が阪神、榎本葵がヤクルト、柴田講平と猪本健太郎がロッテの入団が決まった。

 一方で12月に入っても新天地が決まらない選手もいる。DeNAを戦力外となった久保裕也がその一人。久保は02年に自由獲得枠で巨人に入団。1年目から先発とリリーフの両方をこなし、05年には64試合に登板した。その後は故障で苦しんだ時期もあったが、10年にリーグ最多の79試合に登板し復活した。

 しかし12年以降は故障に苦しみ、15年は一軍登板が一度もなく戦力外通告を受け巨人を退団。今季からDeNAに移籍するも、9試合に登板して防御率5.25に終わり、2年連続で戦力外通告を受けた。11月に開催された合同トライアウトでは、打者3人と対戦し、加藤健にヒットを打たれるも、ヤクルト入りを決めた榎本葵を三振に斬った。だが、来季の所属先が決まっていない。

 また、楽天を戦力外となった後藤光尊もそうだ。後藤は01年ドラフト10位でオリックスに入団。05年に105試合に出場すると、08年には115試合に出場して打率.285、14本塁打57打点の成績を残し、球団初のCS進出に貢献。10年に自己最多となる16本塁打、73打点をマークすれば、翌11年には自身初となる打率3割を記録した。

 14年からトレードで楽天に移籍すると、15年に117試合に出場。今季はルーキーの茂木栄五郎がショートのレギュラーに定着し出場機会が減少し、戦力外通告を受けた。後藤もトライアウトに参加し、4打数1安打とアピールしたが、来季の所属先チームがどこになるか報道されていない。

 その他、西武、オリックスでユーティリティープレーヤーとして活躍した原拓也、阪神を戦力外となった坂克彦、今季からサイドスローに転向した中崎雄太なども所属チームが決まっていない状況だ。
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