今季も多くのプロ野球選手がユニフォームを脱いだ。引退後は、それぞれがそれぞれの道を行く。

　評論家や解説者に転身する選手がいれば、球団の職員や裏方にまわる選手もいる。もちろん野球とは関係のない道を歩む選手たちもいるし、コーチとして現場にとどまる選手たちもいる。

　今季限りで現役を退いた栗原健太（楽天）は、コーチに転身した選手の一人だ。長年にわたり広島の主軸として活躍したが近年は故障や打撃不振に苦しみ、昨季限りで広島を退団。今季は入団テストに合格した楽天でプレーしたが、一軍の出場が一度もなく、現役を引退した。来季は楽天の二軍打撃コーチとして一軍を目指す若手の指導にあたる。

　14年から2年連続最優秀中継ぎのタイトルを獲得した福原忍（阪神）も今季限りでの引退を決意。来季からは阪神の二軍育成コーチに就任する。また、戦力外となりながらコーチに転身した選手もいる。

　オリックスを戦力外となった中村一生は一軍外野守備走塁コーチに、西武を戦力外の星孝典は二軍育成コーチに就任する。ヤクルトを戦力外となった田中雅彦は、プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの福井でバッテリーコーチに就任することが内定している。

　その他、現役引退組がコーチに転身した選手たちは以下の通り。

▼西武
星孝典　二軍育成コーチ

▼楽天
栗原健太　二軍打撃コーチ

▼オリックス
小松　聖　二軍投手コーチ
中村一生　一軍外野守備走塁コーチ

▼広島
倉義和　二軍バッテリーコーチ

▼阪神
福原忍　二軍育成コーチ
鶴岡一成　ロッテ・二軍バッテリーコーチ

▼ヤクルト
森岡良介　内野守備走塁コーチ補佐
田中雅彦　BCリーグ・福井バッテリーコーチ　※内定